2024/8/5
郷土特有の舞踏「獅子踊」に携わっている高校生がどのように伝統を継承していくか思い悩む話。
主人公は郷土芸能に携わる一方、演劇部にも所属している。
部員が少なく、他の文化系部活が統合されて総合文化部になってしまう。
しかし、それぞれの技能を生かして、各活動を助け合ったり、演劇作品を作ったりする。
最初に少しだけ衝突はあるが、テンプレ的に文化伝統をバカにするような描写がなく、テンポがいい。
セリフや転換演出、話の展開では取っ散らかっている感が否めないが、郷土芸能という他では見ることのできない武器を活かして、唯一無二の作品を作っているのは確か。
特に伝統芸能ベースと思われる個々の体の使い方にひかれる。見ていてずっと心地よい。
主人公が最終的にどう折り合いをつけたのか、雰囲気で伝わるけどよくわからない。あえて言語化する必要もないのかもしれない。
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