演芸見ブんログ

寄席・野球観戦等に行った備忘録を残しています

07/06/03 早朝寄席

2007-06-03 | 早朝寄席
三遊亭ぬう生…『熊の皮』

林家きく麿…『転宅』

古今亭朝太…『あくび指南』

古今亭駒次…『壷算』


ぬう生さんと朝太さんが昨日の深夜寄席からの連続出演。
場所や客層が違うとはいえ、もう少し幅を持たせた方が良いのでは…
などと、余計なお世話な考えを持って鈴本へ!

開演2分前に場内アナウンス。
『本日は・・・面白くなくても笑ってください』
この声はきく麿さん???

ぬう生さんは、女房の尻に敷かれる旦那の噺。
この憎めない旦那を好演。
昨日は新作、今日は古典と、TPOに応じてネタを選んでいるのでしょうか?

きく麿さんもお得意の新作ではなく、古典で勝負してきました。
間男という雰囲気がよく出ていたし、最初の酒を呑んだり、つまみを食べる仕草などは、きく麿さんの本領発揮という感じでした。

遅刻したためトリのネタを考えていたという朝太さんですが、トリの駒次さんが“初早朝”ということで軽い噺。
臨機応変、応用自在で、しかもしっかり笑いを取るあたりはお見事です。

初の早朝寄席でも落ち着いていた駒次さん。
本編に入っても、とかくせっかちになりがちな噺を、余裕十分にこなしていました。
なかなか有望な噺家さんとお見受けしました