スイカを、大きなタライで冷やす、
冷えたら、 ザクザクと切り、
大きななお盆に並べる、
縁側に持って行き、
皆で食べる、お塩も添えて、
こんな光景は、もう我が家では見られない。
長ーい縁側がない。
長ーい縁側は、走ったり、スキップしたり、雑巾がけを競争でしたり、
座って足をぶらぶらさせたり、
縁の下に置いてあるものを覗てみたり、楽しい世界だった。
最近東京に住むことに自信がなくなってきてしまった。
東京の発展ぶり、
巨大な生き物のように増殖していく、
どんどん大きくなる、空にも、海の方にも、
住まいは狭く、風通りの悪い街が増えていく。
温暖化は、そんな思いに拍車をかける。
写真 フランスアルルのマルシェ