<親子焼きそば>
焼きそばというものは 見てるだけで食べたくなるもので
なんていうか 人の女房やカップルの女のほうに 惚れちまうって
こともあったり なかったり
「俺も16になったぜ 原付免許の筆記試験にも合格したぜ これから親に買ってもらった原チャリで この浜通りを制覇するぜ 女見つけるぜ」
どうやら 原付バイクの免許を取ったばかりの若者のようで
今まで 自転車で歩いてたより 原動機付自転車に乗れるようになったもので
より遠くに 行こうとしてたようで 休日に浜辺を南下してますと 昼食時に
1件の食堂がありました
「ここで 飯でも食うか ブーーーン」
「いらっしゃいませー」
そこには 若夫婦なのか? 若い者どうして切り盛りしてる店なのか?
とにかく おふたりが 立ち寄った若者からは見えまして そしてあまり聞き覚えもない ソース焼きそばがメニューにありまして
若者は 物珍しさに ソース焼きそばを注文
「はーい どうぞ お召し上がりください」
「わー 旦那の両手さばきから 皿に盛ってこられた こいつ なんともいい香りだぜ なんていうの? この深田恭子っぽい なんていうの?モチっとした感じも うめえーーーーーーー」
この若者 ここの食堂に出された ソース焼きそばに 惚れてしまいまして
でもまあ 食堂にあった出来事といえば 食べた後にお金を払って出て行かなければなりません 若者は店をあとにして 青春の続きを続けたわけです。
しかし あのソース焼きそばが 忘れられずに ふたたび あの浜通りの食堂を訪れようとしましたが、もうその食堂は無くなっていました。
若者には あの時味わった ソース焼きそばの味だけが 青春の1ページに残ったまま 月日が少し流れて 世の中も便利な時代になり インスタント焼きそばなるものが 若者の前に現れたのです。
「なになに カップソース焼きそば? おお ソース焼きそばだぜ」
「この辺じゃ ソース焼きそば 食わしてもらえねーからな」
「お湯を注ぐだけで食えるなんて しかもこれ 蓋が透明で 出来上がっていくのを見えるやつじゃねーか!あのハレンチ学園の藤村俊二が紹介してたやつだぜ こりゃー 買うしかねー 考えただけでヨダレでてきたぜ」
世の中に カップ焼きそばが 出てきまして さらに中身が見れるという
カップソース焼きそばに 若者はストアーのレジの紙袋を小脇に抱え
自宅のヤカンに火をつけました。
しかし まあ 風俗も初めてのときは 手順てものはわからないもので
女性でも 初めての美容室に行ったときは 後ろ向きになって頭を洗うなんてのは わからなかった人も いたり いなかったり
その若者 カップ焼きそばの包装を剥ぎ 蓋をあけ かやくからソースからを最初に入れてしまって 透明な蓋をしめました おわかりでしょうか?
「お湯を入れたぞ 見えるぞ あれ あれ あれれれ 蓋が曇って見えない!」
そうなんです カップ麺に熱いお湯を注いで蓋をしめると 蓋が曇るんです
透明な蓋でも 白く曇るんです さすがハレンチ学園の藤村俊二さんを起用しただけあって 隠すところは隠したのでした。
「ちぇ みえねーじゃねーか! でもまあ 食えればいいぜ あの時のようなソース焼きそばをな」
焼きそばのラーメンの違いは ソースは後に入れて絡めるわけで ラーメンのようにスープにして食べるのとは違いまして 注いだお湯は捨てなければなりません 湯切りをしないとラーメンはおいしく食べれない 業界人ならわかることだったのですが カップ焼きそば初体験の若者には
「しまった ソースまで捨てちまった! 味がついてねーーーーーぜ」
てなわけで マズイことになったわけで
「ソースは あとに入れるんだったのかよ ちくしょお金損したぜ」
という具合に あのときあったような ソース焼きそばの味は 再現できないまま 時は過ぎて若者は ちょっと北のほうにお引越し
そこで 出会った娘が ガングロ娘 ひどい言い方になっちゃうかもしれませんが 若者にはその娘 最初会ったときから あの日あった ソース焼きそばとそっくり そのソース顔の焼きそば娘と所帯を持つことになりました。
そばの味なんてものは 家庭の味で細かいことは無視 ソース焼きそばに見えればいいもんです 所帯を持つと
そして 夏になって 家族で海水浴 ソース顔の母親は 家計の為に焼きそばも持参して 海水浴場でも手作り
「かあちゃん おいら 海で泳いでくる」
「焼きそば出来てるからね」
「はーい」
「父ちゃんは もう飲んでるのかい?」
「いいじゃねーか 仕事して疲れてるんだからよ 自動車運転出来るかあちゃんもらってさ なによりそのソース顔に惚れたんだぜ」
「あら 父ちゃんたら あたしちゃんと交通安全で運転してやるよ 父ちゃん これお小遣い 海の家で何か 好きなもんでも買ってきな」
「お ありがてーな 坊主にも何か買ってやれるな 父ちゃん」
なふうに 海水浴場で 家族で和気あいあいとしてましても
先に出来た 焼きそばは 皿に盛ったまま 子供たちの分なのですが、子供は海に夢中になってなかなか帰ってきません 焼きそばは皿にほったらかしにしてまして お父さんは 酒のしめに海の家から持ってきた ラーメンをすすってまして
そして ようやく 子供達が海から帰ってきました。
「かあちゃん かあちゃん」
「あら なんだよ くちびる紫いろにして」
「おいら 寒くなった なんか食べるもんない?」
「焼きそばあるよ ほら お食べ」
「ブルブル かあちゃん この焼きそば 硬くなってて食べるのしんどい」
「父ちゃん 父ちゃん」
「なんだよ かあちゃん」
「子供達に なにか温かいの買ってきておくれよ」
「今 ラーメン食べてるところなのに まだスープ残ってるんだよ」
「スープ? 父ちゃんそのスープおくれ」
「ザ ザーーーーーーー」
ソース顔の母親 旦那の持ってたラーメンを器を手にとって 置きっぱなしになってた 焼きそばの上にスープをザバーーーーってかけて子供に焼きそばを手渡し 出来上がった 焼きそばは 親子焼きそば
世の中には スープ焼きそば とか スープスパなども ありますが
はまなみは みなおなじなみ よもそばのあじ
以上 親子やきそばでしたー
焼きそばというものは 見てるだけで食べたくなるもので
なんていうか 人の女房やカップルの女のほうに 惚れちまうって
こともあったり なかったり
「俺も16になったぜ 原付免許の筆記試験にも合格したぜ これから親に買ってもらった原チャリで この浜通りを制覇するぜ 女見つけるぜ」
どうやら 原付バイクの免許を取ったばかりの若者のようで
今まで 自転車で歩いてたより 原動機付自転車に乗れるようになったもので
より遠くに 行こうとしてたようで 休日に浜辺を南下してますと 昼食時に
1件の食堂がありました
「ここで 飯でも食うか ブーーーン」
「いらっしゃいませー」
そこには 若夫婦なのか? 若い者どうして切り盛りしてる店なのか?
とにかく おふたりが 立ち寄った若者からは見えまして そしてあまり聞き覚えもない ソース焼きそばがメニューにありまして
若者は 物珍しさに ソース焼きそばを注文
「はーい どうぞ お召し上がりください」
「わー 旦那の両手さばきから 皿に盛ってこられた こいつ なんともいい香りだぜ なんていうの? この深田恭子っぽい なんていうの?モチっとした感じも うめえーーーーーーー」
この若者 ここの食堂に出された ソース焼きそばに 惚れてしまいまして
でもまあ 食堂にあった出来事といえば 食べた後にお金を払って出て行かなければなりません 若者は店をあとにして 青春の続きを続けたわけです。
しかし あのソース焼きそばが 忘れられずに ふたたび あの浜通りの食堂を訪れようとしましたが、もうその食堂は無くなっていました。
若者には あの時味わった ソース焼きそばの味だけが 青春の1ページに残ったまま 月日が少し流れて 世の中も便利な時代になり インスタント焼きそばなるものが 若者の前に現れたのです。
「なになに カップソース焼きそば? おお ソース焼きそばだぜ」
「この辺じゃ ソース焼きそば 食わしてもらえねーからな」
「お湯を注ぐだけで食えるなんて しかもこれ 蓋が透明で 出来上がっていくのを見えるやつじゃねーか!あのハレンチ学園の藤村俊二が紹介してたやつだぜ こりゃー 買うしかねー 考えただけでヨダレでてきたぜ」
世の中に カップ焼きそばが 出てきまして さらに中身が見れるという
カップソース焼きそばに 若者はストアーのレジの紙袋を小脇に抱え
自宅のヤカンに火をつけました。
しかし まあ 風俗も初めてのときは 手順てものはわからないもので
女性でも 初めての美容室に行ったときは 後ろ向きになって頭を洗うなんてのは わからなかった人も いたり いなかったり
その若者 カップ焼きそばの包装を剥ぎ 蓋をあけ かやくからソースからを最初に入れてしまって 透明な蓋をしめました おわかりでしょうか?
「お湯を入れたぞ 見えるぞ あれ あれ あれれれ 蓋が曇って見えない!」
そうなんです カップ麺に熱いお湯を注いで蓋をしめると 蓋が曇るんです
透明な蓋でも 白く曇るんです さすがハレンチ学園の藤村俊二さんを起用しただけあって 隠すところは隠したのでした。
「ちぇ みえねーじゃねーか! でもまあ 食えればいいぜ あの時のようなソース焼きそばをな」
焼きそばのラーメンの違いは ソースは後に入れて絡めるわけで ラーメンのようにスープにして食べるのとは違いまして 注いだお湯は捨てなければなりません 湯切りをしないとラーメンはおいしく食べれない 業界人ならわかることだったのですが カップ焼きそば初体験の若者には
「しまった ソースまで捨てちまった! 味がついてねーーーーーぜ」
てなわけで マズイことになったわけで
「ソースは あとに入れるんだったのかよ ちくしょお金損したぜ」
という具合に あのときあったような ソース焼きそばの味は 再現できないまま 時は過ぎて若者は ちょっと北のほうにお引越し
そこで 出会った娘が ガングロ娘 ひどい言い方になっちゃうかもしれませんが 若者にはその娘 最初会ったときから あの日あった ソース焼きそばとそっくり そのソース顔の焼きそば娘と所帯を持つことになりました。
そばの味なんてものは 家庭の味で細かいことは無視 ソース焼きそばに見えればいいもんです 所帯を持つと
そして 夏になって 家族で海水浴 ソース顔の母親は 家計の為に焼きそばも持参して 海水浴場でも手作り
「かあちゃん おいら 海で泳いでくる」
「焼きそば出来てるからね」
「はーい」
「父ちゃんは もう飲んでるのかい?」
「いいじゃねーか 仕事して疲れてるんだからよ 自動車運転出来るかあちゃんもらってさ なによりそのソース顔に惚れたんだぜ」
「あら 父ちゃんたら あたしちゃんと交通安全で運転してやるよ 父ちゃん これお小遣い 海の家で何か 好きなもんでも買ってきな」
「お ありがてーな 坊主にも何か買ってやれるな 父ちゃん」
なふうに 海水浴場で 家族で和気あいあいとしてましても
先に出来た 焼きそばは 皿に盛ったまま 子供たちの分なのですが、子供は海に夢中になってなかなか帰ってきません 焼きそばは皿にほったらかしにしてまして お父さんは 酒のしめに海の家から持ってきた ラーメンをすすってまして
そして ようやく 子供達が海から帰ってきました。
「かあちゃん かあちゃん」
「あら なんだよ くちびる紫いろにして」
「おいら 寒くなった なんか食べるもんない?」
「焼きそばあるよ ほら お食べ」
「ブルブル かあちゃん この焼きそば 硬くなってて食べるのしんどい」
「父ちゃん 父ちゃん」
「なんだよ かあちゃん」
「子供達に なにか温かいの買ってきておくれよ」
「今 ラーメン食べてるところなのに まだスープ残ってるんだよ」
「スープ? 父ちゃんそのスープおくれ」
「ザ ザーーーーーーー」
ソース顔の母親 旦那の持ってたラーメンを器を手にとって 置きっぱなしになってた 焼きそばの上にスープをザバーーーーってかけて子供に焼きそばを手渡し 出来上がった 焼きそばは 親子焼きそば
世の中には スープ焼きそば とか スープスパなども ありますが
はまなみは みなおなじなみ よもそばのあじ
以上 親子やきそばでしたー