今回は、童門冬二さん著の「信長の野望」の本の内容をもとに 作ってみました。
本の内容とは異なる内容となっております。
ここに居城を築きたいのだな ルスイ殿
! さて どなたかな?
イワキリ山にも 今でも未練があるんだな
その側に小さな城でもよいので居城を築きたいのだな ルスイ殿
かつては この地が国府であった あの頃を再建したいのだろう
ルイス殿は
恐れながら どうしてわしのことを そうズバズバと言い放つのじゃ?
ご老人とは いえ 場合によっては 大殿様になり代わり 手打ちにいたすぞ!
手打ち!おお! 懐かしい響きじゃ そなたに会うまで
手打ちにされぬよう おとなしくしておったからの!
手打ちをしてみたくなったわ あははは
まずは おんぶさせてくれんかのう 足腰が弱くなってしんどいのじゃ
そこまで連て行ってくれんか?
わかり申した・・・
あーありがたや ありがたや ルスイ殿はまだまだ 丈夫ですのう
恐れながら 何度も わしの名を 申しておるが 何者でございましょうか?
ご老人殿
ノブナガと言えば わかりもうすかの?
戯けなとこを! ノブナガ殿と言えば 大昔に アケチ殿に焼け打ちにあわれ 殺されたと 聞いてますが 軽々しくもその名を 名乗るものではないかと?
ご老人であれば おわかりであろう
そなたにだけ申しておる わしはノブナガじゃ アケチ殿に焼け打ちにあったのもホントじゃ
ほ ほ ほんとに ノブナガ殿で・・・
さよう 天下を失った ノブナガじゃ あははは
はッ ははあー・・・
いやいや 別にそこまでせんでもよい わしはもう ただの老人じゃ
な なぜ ご生存を?
本能寺にアケチが焼け打ちに参ったときは わしはもう逃げていたのじゃよ
わしが命じた
わしが居る本能寺をアケチに焼け打ちせよと!
あれは ノブナガ殿の命令だったのですか?
そうじゃ そもそも 安土城を築城したのが間違いじゃった
あの場所は 天下人が拠点にするのは無理だった
アケチが常々 わしに あそこはやめとけと申しておった
しかし 築城を開始したら もう手遅れじゃったわ
このままではと思い わしは奇策にでた! アケチに天下を一旦譲ろうと!
わしに謀反をおこし 安土城を焼き払い 落城させてだな
それを許さないのは まあ わしのせがれぐらいだろうとな・・・
せがれには悪いが 犠牲になってもろうた・・・
ノブナガ殿の家臣たちは それを知っておったのですかの?
あとイエヤス殿も
カツイエなどは知っておった イエヤスは知らななんだが いずれアケチを打ちに 挙兵するだろうと思うてた。 わしはその間 ランマルの兄
ランマル殿の兄とな!?
腹違いだが 身分の低い 小百姓の兄がおってな
ランマルは わしのために死におったが ランマルの兄のところにわしを 逃がしかくまったのじゃ
そしてわしらは身分を捨て 身分を偽り 天下の様子を伺うことにしたのじゃ。
まずは ウジマサ殿のところに 行くことにしておった
なぜかというとのう 関東の雄はウジマサ殿 その後ろには そなたたちの大殿の父親達がおっての!
そなたたちは わしのところに 早くから 親睦の使者をおくってもらってた
わしが ウジマサ殿のところに付けば 関東東北 日本の半分は治めていたも同然だったからな
アケチを一旦 天下人にし
北陸を治めようとしていたカツイエを家臣団筆頭にしておけば
ヒデヨシなどは中国を治めるだろうと目論んでいたのだがの
そのヒデヨシが ここぞとばかりに 戻ってきよっての!
アケチを10日あまりで倒してしもうたのが わしの大馬鹿者の証やった。
ヒデヨシは優秀有能だった わしよりも優れていた。
なあ ルスイ殿?
はッ しかし ヒデヨシ殿は すでに他界してしまいましたな
わしのほうが 長生きじゃったな ルスイ殿 あははは
ヒデヨシがわしの命を聞かず 中国を治めようともぜず
わしに反旗を向け アケチを滅ぼした。
まあ そういうことだわ あははは
がははは いやいいや
そして わしは 名もなき 老人じゃよ
大殿様は ノブナガ殿が憧れの存在でして よう真似しておりますぞ!
家臣に城を預けるところは わしの真似か あははは
世も変わった わしも もっと長生きせないかんのう
ありがたや ありがたや
BL系日常 ノブナガ殺人してない事件