JUON NETWORK イベント報告

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かずさの里 森林の楽校(大多喜)2024春

2024-05-18 | かずさの里 森林の楽校
5月18日(土)に行われた「かずさの里 森林の楽校(大多喜)」(千葉県大多喜町)の報告です。
32名(内地元13名)の参加がありました。

参加者の声

 千葉県大多喜町で行われた竹林整備体験プログラムに参加いたしました。
私の地元でも竹林の放置が問題視されている中、なんとかならないかと思い検索していたところボランティアとして活動している今回のプログラムを発見し申込ました。

 東京駅に7時に到着し、待ち合わせに停車してあった青竹のような緑色で目立つバスに乗り込み、かずさの里までやく2時間、大多喜町のこと、竹林のことを説明いただきました。
竹の生命力の強さから、大多喜町では30年で竹林の面積が7倍にも増え、森にまでも浸食しているという。
竹の根づきは浅く、しかも拡がることから地盤が弱くなり土砂崩れ災害の要因になるらしい。
その話を聞き、竹の整備が人々の平穏な暮らしにつながっており、その任務の一部を体験するのだと気合が入りました。

 現地に入り、スタッフの方々の挨拶、安全委作業する為の行動について説明を受け、ラジオ体操を行い(懐かしい)、そして3班に分かれ作業に入ります。
各班には大多喜町で活動している地域おこし協力隊員が付き、丁寧に作業の悦明をしていただきました。
私の班は、竹の切り方、倒し方、運搬の為の処理の仕方など安全に行えるよう実演を交えて説明いただきました。
しかし実際自分で行ってみると、斜面であるせいか鋸の刃が抜けなくなったり、倒すにも他の竹が引っかかってしまったり・・・。
初めての整備作業で悪戦苦闘したところもありましたが、すかさずスタッフがフォローしていただき、整備することが出来ました。竹は山から降ろし、その場で焼却。竹炭など次の利用も出来そうでした。

 次に、地域課題である獣害対策についても猟師さんでもある地域おこし協力隊員から学びました。
この日のために作業場に罠を仕掛け、なんと!キョンを捕獲し、しかも捌き解体して見せていただきました。
千葉県は、キョンの農作物に対しての被害が多く駆除の対象となっております。
やむ負えなく捕獲された害獣も、命をいただく意味やお料理やペットフードとして活用されるなど命を無駄なく循環させていく想いを知りました。

 昼食は、お弁当と現地の方が用意いただいたセリのまぜ御飯とその場で揚げた「うどの天ぷら」を頂き、参加者やスタッフとの交流を楽しみました。
作業も終了し、帰りには近くの温泉施設で汗を流し、プログラムに組み込まれていたビールで今日一日の疲れを癒す。

 参加する前は、見知らぬ土地で初めての作業をすることに若干の不安を感じておりましたが、スタッフさん達の雰囲気や地域の方々との交流でそんな不安も吹き飛び、短い時間だったが役に立つことへの喜び、そして必要とされる幸福感を感じました。

 今回のプログラムでは、3名の高校生の参加もあり一緒に竹を伐採し運び出す姿に感動しました。
今後も多くの方が、様々な地域との交流の中で協力し合い、人の役に立つ喜びなどを共有できるようになれば!と、考えられた貴重な一日でした。

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