10月23日(金)~25日(日)に
秋田県藤里町で行われた
「白神山地 森林の楽校」の報告です。
13名(内地元6名)の参加がありました。
参加者の声
○なぜ森林の楽校に参加したか
JUONの森林の楽校に参加するのは、
9月の「四国のへそ」に続いて二度目です。
「木のある暮らし」が、ステキなライフスタイルとして語られることに、
なんだか違和感を感じる自分がいました。
そう思っていたときに、「四国のへそ」の開催情報を
東京ボランティア・市民活動センターのHPで見つけ、
「初心者も参加可」というので、旅行がてら気軽に申込みました。
そこで、間伐体験をして、初めて木を切ったとき、
切り株を触ったら、みずみずしくぬれていた、
つまり、木が生きていることに気付いた自分にショックを受けました。
「乾燥した木製品としてしか、木を知らなかった!」
そこで、もっと木のこと、木が育つ森林のことを知りたいと思って
白神山地の楽校に参加しました。
○プログラム
3日間コースは、23日(金)の午後に集合し、山菜のミズ採り体験です。
「山菜そば」の上に載っている、水煮の山菜らしきものしか知らない身にとっては、
どれが食べられる山菜なのか、まったく見分けがつきません。
指導者、市川善吉さんに教えていただきながら、
夜のおかずにできる分量を参加者一同で採りました。
もちろんただ採るだけではなく、調理する前には、下処理が必要です。
調理加工された製品しか目にしてないのは、
木だけではなく、食の世界も同じな都会暮らしです。
宿泊施設の廃校を活用した「白神ぶなっこ教室」では、
地元のお母さんたちが、美味しい「ごっつぉ」に変身させてくださいました。
毎日の美味しい食事も楽校の楽しみです。
夜の交流会では、林業体験の指導者等地元の方との交流が楽しみです。
「熊に出会った時の対処の仕方」なんて、
「胆の据わった熊と、臆病な熊の二種類いる。」
それぞれどう対処したらいいでしょうか?
答えはぜひ、楽校に参加して聞いてみてください。
24日(土)は、2日間コースの参加者も合流し、
世界遺産センター見学、営林署の方の講義、そして、
岳岱自然観察教育林の近くの人工林で、「枝打ち」体験です。
木材としてまっすぐの木を育てるためには、適切に枝を落とす必要があります。
林業の世界は、今やった仕事の結果が出るのが、
何十年先、百年先ということも珍しくない世界です。
仕事で、目先の結果や次年度の計画を考えるのが精いっぱいな毎日の
自分にとって、「未来を見据えた仕事をする」林業の世界は新鮮すぎます。
私の枝打ち体験した木、もしかすると○十年先に現場に入った方が
「誰だよ、こんな枝の落とし方したのは。」
「売り物にならんじゃないか、困るんだよ~こういう雑な仕事じゃ。」
と怒っている姿が目に浮かびます。今からあやまっておきましょう。
雨と小雪がちらつき、翌25日(日)の登山予定は変更になり、
2泊3日という短い日程で、林業のほんの一部の体験ではありますが、
充実した時間を過ごしました。
今は道路の街路樹、公園の木を見ても
なんだかいとおしく感じてしまう自分がいます。
秋田県藤里町で行われた
「白神山地 森林の楽校」の報告です。
13名(内地元6名)の参加がありました。
参加者の声
○なぜ森林の楽校に参加したか
JUONの森林の楽校に参加するのは、
9月の「四国のへそ」に続いて二度目です。
「木のある暮らし」が、ステキなライフスタイルとして語られることに、
なんだか違和感を感じる自分がいました。
そう思っていたときに、「四国のへそ」の開催情報を
東京ボランティア・市民活動センターのHPで見つけ、
「初心者も参加可」というので、旅行がてら気軽に申込みました。
そこで、間伐体験をして、初めて木を切ったとき、
切り株を触ったら、みずみずしくぬれていた、
つまり、木が生きていることに気付いた自分にショックを受けました。
「乾燥した木製品としてしか、木を知らなかった!」
そこで、もっと木のこと、木が育つ森林のことを知りたいと思って
白神山地の楽校に参加しました。
○プログラム
3日間コースは、23日(金)の午後に集合し、山菜のミズ採り体験です。
「山菜そば」の上に載っている、水煮の山菜らしきものしか知らない身にとっては、
どれが食べられる山菜なのか、まったく見分けがつきません。
指導者、市川善吉さんに教えていただきながら、
夜のおかずにできる分量を参加者一同で採りました。
もちろんただ採るだけではなく、調理する前には、下処理が必要です。
調理加工された製品しか目にしてないのは、
木だけではなく、食の世界も同じな都会暮らしです。
宿泊施設の廃校を活用した「白神ぶなっこ教室」では、
地元のお母さんたちが、美味しい「ごっつぉ」に変身させてくださいました。
毎日の美味しい食事も楽校の楽しみです。
夜の交流会では、林業体験の指導者等地元の方との交流が楽しみです。
「熊に出会った時の対処の仕方」なんて、
「胆の据わった熊と、臆病な熊の二種類いる。」
それぞれどう対処したらいいでしょうか?
答えはぜひ、楽校に参加して聞いてみてください。
24日(土)は、2日間コースの参加者も合流し、
世界遺産センター見学、営林署の方の講義、そして、
岳岱自然観察教育林の近くの人工林で、「枝打ち」体験です。
木材としてまっすぐの木を育てるためには、適切に枝を落とす必要があります。
林業の世界は、今やった仕事の結果が出るのが、
何十年先、百年先ということも珍しくない世界です。
仕事で、目先の結果や次年度の計画を考えるのが精いっぱいな毎日の
自分にとって、「未来を見据えた仕事をする」林業の世界は新鮮すぎます。
私の枝打ち体験した木、もしかすると○十年先に現場に入った方が
「誰だよ、こんな枝の落とし方したのは。」
「売り物にならんじゃないか、困るんだよ~こういう雑な仕事じゃ。」
と怒っている姿が目に浮かびます。今からあやまっておきましょう。
雨と小雪がちらつき、翌25日(日)の登山予定は変更になり、
2泊3日という短い日程で、林業のほんの一部の体験ではありますが、
充実した時間を過ごしました。
今は道路の街路樹、公園の木を見ても
なんだかいとおしく感じてしまう自分がいます。