※以前の記事を加筆修正しました。
モンテッソーリ教育を行う上で、大切な「環境」
教具やおしごとも環境の一つですが、
大人の役割として、「環境を整える」ことが必要です。
その環境には、物的環境だけでなく、人的環境(周囲の大人)も含まれます。
ですから、大人の言葉やふるまいも大切ですね。
できるだけ、
「~してはいけない」「~してはダメ」など否定的な言葉は使わないようにしますが、
肯定的な言い方なら、何でもいいのかというとそうでもありません。
ほめてばかりいると、ほめられるために行動するようになってしまったり、
反対に、緊張してできなくなってしまったりします。
ほめることも大事だけれど、ほめる内容が大事。
それは、「事実を認める」ということ。
大げさにほめるのではなく、
子どもの気持ちに共感することが大切なのですね。
こんなことを書いている私ですが、
息子がトイレトレーニングを始めたころの失敗談。
できたら大げさにほめるのがいいと聞いて、
「わぁ!!!すごい!すごい!!できたねー!!」(パチパチ…)
と大げさにほめたら、息子はめちゃくちゃ怒ったことがありました。
なんだー。せっかく、ほめたのに…
じゃあ、当たり前って顔してればいいのかと
普通にしてても、怒る
「できたよシール」を貼ってみようと言ったけど、それも嫌がる。
じゃあ、どうしてほしいの!?と思っていたけど、
「認める」という話を聞いて納得。
「トイレで、おしっこしたね」(事実を認める)
と言えばよかったんですね
初めてのトイレは、うれしくてほめすぎてしまう方が多いですが、
ほめすぎると、お子さんがびっくりして、
次に緊張してできなくなってしまうことがあります。
気をつけてくださいね
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