夏休みも終わりですね。
早めに始まっているところもあるでしょうか。
今年の夏は、0~3歳の学びと
日本モンテッソーリ協会(学会)の全国大会と、
バタバタしておりました。
日本モンテッソーリ教育学会は、創立50周年でした。
1000人近い方が参加され、どこの会場も満席、立ち見でした。
日本でモンテッソーリ教育を広めてきた先生方のご尽力に頭が下がります。
相良先生がいらっしゃらなかったことがとても残念でしたが、
きっと、見守ってくださっていたことと思っています。
先生方の思いを引き継いで、
これからの日本のモンテッソーリ教育につなげていかなければと思った次第です。
そして、学びを深めて、改めて0~3歳の大切さを実感しています。
息子が生まれる前から知っていたら、
もっと適切な対応があったのに…と思うこともたくさん。
だからこそ、今から子育てする方、子育て中の方の
お役に立てたらと思います。
もし、このブログを読んでくださった方が、
モンテッソーリに興味を持ってくれたらいいな、
と思っています。
「手作りのお仕事」を見てくださる方が多いようですが、
ネットだけの情報ではなく、
本の紹介や勉強できる場もお知らせしていますので、
モンテッソーリ教育の本質を知っていただけたらいいなと思います。
モンテッソーリに興味があっても、
モンテッソーリ園が近くにない、
子どもの家や幼稚園はあるけど、保育園がなくて、
共働きの家庭では通わせられない方も多いかと思います。
だからこそ、ネットで情報を集める方も増えていると思います。
ただ、情報発信は誰でもできる世の中になりましたから、
それが正しい情報かどうかは、受け取る側の判断に任されています。
キュボロがモンテッソーリ教具と紹介されていたり、
0~6歳までの縦割りが特徴と書かれていたり、
全く違うことが書かれている記事も見たことがあります。
(キュボロは教具ではありませんし、発達段階に合わせた縦割りです)
とにかく、いろんな方が情報発信しているので、
それを読んで家庭でお仕事を用意することもできますし、
家庭用の教具もネットで簡単に手に入るようになり、
教具を用意される方もいらっしゃるかもしれません。
教具の使い方などは系統的に学んでこそ、
子どもへ適切に紹介できるのですが、
切り取っただけの情報で真似してしまうこともあるかもしれません。
そもそも、家庭用に売っているものが良いものかどうか疑問です。
サイズが違ったり、数が違ったりするものもあるようです。
家庭で用意したとしても、その子の発達に合ったものでなかったり、
お仕事を最後までやらせなくてはいけないと思って無理強いさせて、
親子関係がこじれてしまう場合もあるようです。
「お仕事」は、「神様から与えられた宿題」であって、
子どもの中にプログラムされているようなものです。
親が「〇〇のお仕事をしなさい」というのは、
違うことがお分かりになるのではないかと思います。
子どもの自主性を大切にする教育なのに、
それでは、元も子もないですね。
日本初のモンテッソーリ教師、赤羽恵子先生が昭和54年に創立した
京都市伏見区の「深草こどもの家」の先生方と
日本で唯一国際モンテッソーリ協会の認定を受けた
「松本科学工業」の松本愛子さんの記事がありましたので、
ぜひお読みください。
↓
天才・藤井四段も学んだ「モンテッソーリ教育」とは-集中力と自分らしさ、
周囲に流されず「好きなことをとことん追求する子供」に
***以下、記事抜粋***********************************
ただ、家庭で教具を買い与える必要はないという。
「深草こどもの家」の教師、長谷川美枝子さん(44)は
「子供は教具だけで伸びるわけではありません。
子供同士の社会から学べる縦割り保育や、
適切な接し方ができる専門教師といった人的環境が不可欠です」と話す。
家庭でモンテッソーリ教育を取り入れるならまず、
子供を一人の人間として尊重することから。
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短くまとめようとすると、
ありきたりな言葉になってしまいますが、
ご家庭での日々の生活を大切に。
それが子どもの根っこを作っていく、と思っています。
ぜひ、こちらもお読みください。
モンテッソーリ教育を初めて知る方へ
マリア・モンテッソーリ
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