林業における労働災害は、他の産業に比べ発生率が高いことと、重大災害の割合が高いことが特徴です。中でも伐採作業中の事故が多いため、作業の際には細心の注意を払わなければなりません。
私たち林業普及員が日々の業務の中で実際に木を伐ることはほとんどありませんが、労働安全パトロールや研修会において安全な作業を指導できるよう正しい知識や技術は身につけておく必要があります。そこで普及員の自己研磨のため、9月24日(木)雲南市内のヒノキ人工林で間伐研修会を実施しました。
当事務所のH専門林業普及員がお手本に1本伐採してみせた後、S主任、S技師、N主任林業普及員の3人が順番に伐採作業に挑戦。安全な伐採作業を行うための、安全確認から、受け口や追い口を作る時にチェーンソーを入れる位置や大きさなど、説明を受けながら1本ずつ伐採しました。
慣れない斜面での作業に苦戦しながらも、各自なんとか狙った方向に伐り倒すことができました。やはり”実際にやってみる”ことが大事。少し自信がついたのではないでしょうか。これからも時々こういった研修を行い、普及指導の現場に活かせるようにしていきたいと思います。