「雲南の木増産プロジェクト」では雲南地域の木材生産量の増大による森林所有者への還元を目指し、施業集約化やコスト分析による生産性の向上などに取り組んでいます。
平成26年10月7日(火)、今年度第2回目の雲南の木増産プロジェクト会議を開催しました。
前期の活動実績の情報共有と後期の活動計画についてメンバーで協議しました。
前期の活動実績については、7月4に開催した伐採現地視察研修会の各事業体からの意見をメンバーで共有しました。
バイオマス利用も含めた効率的な木材生産のためには、10t程度のトラックが入る路網整備(林業専用道等)が必要という意見が多くありました。
写真:開設した林業専用道(規格相当)でのトラックへの木材積み込みの様子
後期の活動計画については、雲南管内でH24年度から取り組んでいる更新伐(モザイク林)の現地研修会の開催など協議しました。
また、同プロジェクトでは毎年度利用間伐や主伐のコスト分析を実施しており、今年度は中山間地域研究センターで開発された「簡易コスト分析シート」を活用する予定であり、使用方法について同センター開発担当者からの説明も行いました。
今後も、効率的な木材生産を目指して、現地研修会やコスト分析による作業システムの改善等を進めていきます。