こんにちは。虫好き林業職員です。
今回は新規採用の林業職員を対象に開催された林業技術の研修をご紹介します。
この研修では、業務を進めていく中で欠かせない基礎的な知識や技術を身に着けることを目的とし、今後普及員として事業体を支援する立場になるうえでとても貴重な経験ができました!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/4c/ee658fe076dff8b5343e1950705fcd96.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/8c/0804ecb504dc9d33d991d930fa433304.jpg)
①測量実習
測量したい範囲に一定間隔で杭を打ち、測点を設けます。次にコンパスとよばれる道具を用いてコンパスについている磁針を利用し、測点ごとに方位角と傾斜を調べた後、測点間の距離を測ります。
これらのデータをあわせることによって、測量した場所の形を図面に書き起こすことができます!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/c1/dcbd20d8b12c80bd005bf1ddd2258094.jpg)
②測樹実習
測樹では輪尺とよばれる特殊なものさしを使い、測量した区画内の木の胸高直径を測りました。胸高直径は以前の投稿でも少し触れましたが、ちょうど胸の高さにくる木の直径のことで、地上から約1.2 mの高さを基準としています。
事前に仕事としていくつか経験していた技術もあったため、比較的スムーズに実習を終えることができました。
研修は後半の林業機械編に続きます。
【今日の昆虫】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/58/ab91301adbaaa1a3ed8457565800ed2d.jpg)
今回はクロナガオサムシの仲間です。
オサムシ類は固い翅が癒合(くっついた状態)しており、飛ぶことができません。そのため、多くの種が日本各地で独自の進化を遂げています。
この仲間は人に管理された林床を好むらしく、今回の実習林がきちんと管理されている証拠ともいえますね。