本年度6校目のクマの学習会を、7月10日(月)に西日登小学校で開催しました。
小中学校の児童・生徒を対象としたクマの学習会を、雲南事務所が主催するようになって3年が経過しました。1年目(H27年度)は飯南町(4校)・雲南市吉田町(3校)・同掛合町(2校)、2年目(H28年度)は三刀屋町(3校)、3年目は木次町(5校)と奥出雲町(1校)の児童にクマの正しい知識と出会ったときの対処方法を教えてきました。
毎回、学習会後に感想を書いてもらっているので、今年度の感想を少し紹介したいと思います。
「くまがぜつめつや、ひとのせかいにまぎれこまないように、おしえてもらったことをやって、くまをぜつめつさせないようまもります」(小学1年生)
「おもしろい学習会だったのでよかったです。おかげでだいぶクマのことが好きになりました」(小学3年生)
「ヒトの食べ物の味を覚えさせているのは一部の人間だし、クマにとって必要な広い森林を減らしているのも人間なので、今何をすべきかをきちんと考えて行動しなければならない」(小学3年生)
クマの学習会では、出会ったときの対処方法だけでなく、「なぜクマが人里に出るのか」「クマはなぜ人を襲うのか」などの話もしています。感想を読めばきちんと伝わっていることがわかり、非常に嬉しく思っています。
確かにクマは怖い動物です。ただ、彼らにも彼らの生活があるので、子供達にはクマのことを怖がるだけなく、クマについての正しい知識を持ってもらいながら育っていってほしいと思います。