近年、人里付近でクマの出没が全国的に増えており雲南市内でもツキノワグマの目撃があります。
子どもたちが登下校中に遭遇する可能性もあることから“ツキノワグマはどのような動物なのか”正しい知識を持ち、万が一遭遇した場合の正しい対処法を学んでもらうことを目的に学習会を行っています。
今年度は6月10日~7月9日にかけて加茂中学校、大東小学校、大東中学校、加茂小学校、西小学校の5校(人数計982名)で実施しました。
学習会の内容として
・ツキノワグマの生態について
・人とツキノワグマの問題について
・ツキノワグマに出会った時の対処方法
・ツキノワグマと出会わないためにはどうしたらいいのか
を写真や動画、クイズを交えて説明しました。
児童・生徒たちは、真剣に最後まで説明を聞いてくれていました。
学習会後に感想文を書いてもらいました、内容を少しだけ紹介します。
●中学生
「なかなかクマと出会うことが無いからこそ“もし出会ったら”ということを考えることが出来て良かった。同じ生き物としてお互いを考えたいと思った。」
「クマが甘い匂い等に近づいてくるので登山やキャンプに行った時はゴミを捨てずきちんと持って帰ったり、クマ鈴をつけて自分の存在を知らせることが大切だと分かった。」
●小学生
「今日聞いたことを家族で話し合ってなるべく出会わない工夫をしたい」
「クマはいつも襲ってくるのではなく、パニックになったら襲ってくるのでもし出会ったら刺激しないように逃げたい」
といった感想をもらいました。
今後もツキノワグマについての正しい知識の普及を行っていきたいと思います。