この競技会は、斐伊川流域に拠点を置く6つの森林組合により構成される「斐伊川流域森林組合納材協議会」が主催となり平成23年度より行われています。第6回目となる今年は、11月4日(金)に奥出雲町三成の山林で開催され、各森林組合より選ばれた6組の選手が伐倒技術を競いました。
競技は、2人1組で20分間の間に4本の木を伐倒します(1人2本ずつ)。伐倒技術はもちろん、安全に作業されているかどうかも重要なポイントです。
今年の競技会場は傾斜は緩やかなものの、平均直径30cmのスギが対象。一見、かかり木の心配はなさそうに見えますが、中には40cmくらいの木や根張りの大きい木などクセのある木も何本か見受けられます。
競技開始前の作戦タイム。時間内にすべての木を倒すため、慎重に伐倒方向を検討します。
「伐倒方向よし!」5つの安全確認を確実に。
チームワークも重要なポイント。
狙った方向にうまく倒れてくれそうです。
審査員の厳しい視線。これだけでもかなりのプレッシャーです。
結果は、地元・仁多郡森林組合が見事初優勝を飾りました。
競技会を通じて、技術と安全作業の再確認だけでなく、森林組合同士いろいろな意見交換もできたのではないでしょうか。これからもお互いに切磋琢磨しながら技術の向上と安全作業に努めていただきたいと思います。