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民間給与実態統計調査(企業規模別給与)から見る「同一労働 同一賃金」について

2017年02月11日 21時59分34秒 | □私の気になるデータ
個人事業主の事業所に勤める労働者から資本金10億円以上の
企業に勤める労働者の平均給与も報道発表されています。

この平均給与を見ますと、やはり、「勤め先」「働く会社」の
規模で随分と給料が違うなぁと感じます。







よく、所得や賃金格差の問題で、正規、非正規の働き方、仕事
内容について同じであれば、

「同一労働 同一賃金」

であるべきだと言われますが、これは正規、非正規に限らず、

「他社の社員と同じような仕事をしていても、勤め先や
勤めている会社の企業規模によって給料が違う」というのも実態
です。

ですので、

働き方としては、①「正社員」として働くのか、「契約社員や
派遣社員、パート・アルバイト」として働くのかで、まず
所得が違ってきて、そして、②同じ仕事をしても「勤め先」に
よって、そこでもまた違ってくるということです。


・・・

当然、私の勤め先でも言えます。

①女性派遣社員Aさんは、派遣よりも安定する正社員になりたい
と、正社員募集をしていた近くの別の企業へ転職していきました。

②男性乗務員Bさんは、10トンW車で大阪から東京までの輸送
の仕事をしていましたが、その仕事の依頼先だった大手製造企業
の物流会社(子会社)で、全く同じ輸送の乗務員募集があり
転職していきました。

「やっている仕事は同じ」「もらう給料は1.5倍の差がある」

これが、現実の社会です。

②などは、よくあります。
「良いよなぁ。同じ仕事をして、給料も賞与も上がって・・・」
と乗務員同士で話をしていますね。

乗務員だけでなく、作業員もそうです。

数年前、40名近くの社員が、大手製造企業の子会社に転籍
しました。これは、企業間の請負契約の内容によって、その
ようなことになったのですが、

・今勤めている会社で働きますか?
・それとも、我が社の社員になりますか?

という選択肢を突き付けられ、その当時の社員は、10対0で
大手製造企業の子会社へ全員が転籍を希望して退職していきました。

仕事内容は、全く変わりません。

下請企業から親会社の社員へと転籍(転職)したわけです。

ただ、それだけで「転籍した元社員」は、全員、最低100万円は
年収が上がりました。また、一気に200万円上がった人が
半数近くいたそうです。その差は業務の経験年数によってでした。

私が勤める会社では皆ほとんど変わらない年収350万円。

それが、勤める会社、本人にとっては社名が変わっただけで、
同じ仕事をして、年収500万円になったとすぐに社内で噂が流れ
ました。

転籍後、一番頑張った人は、年収350万円だったのか年収800万円
(課長職)まで、たった4~5年で上がりました。


「同一労働」

何も違うことなどありません。全く同じ仕事です。

違うのは、「勤めた会社」が違うだけです。
しかし、そこが大きく、将来に至っての収入に影響を及ぼすのです。


「同一賃金」

空想の世界の話?現実の社会を見ればよく分かる。
これは解決・解消するのか・・・しないだろうな、そう感じています。

「不均衡」「不平等」だらけですね。

・・・

私は、税理士事務所(先生を含め)3名の事業所規模から、第二地銀:約1,100名
大手不動産会社:約10,000名に勤めた過去があり、今は地元へ帰り、約1,500名
~1,600名の企業に勤めています。

待遇で見ますと、
当然、給与も違いますが、大きく違うのは賞与や福利厚生ですね。

「親会社(仕事を創造する大元)に入る」
「一次下請企業」「二次・三次下請企業」で全く違います。


親会社でも、非常時を考えて製造業などは、作業員の正社員を雇っています。
その下請企業は、親会社の正社員の作業員と全く同じ仕事をしていますが、
給料、年収が全く違います。

企業の壁って大きいです。

「同一労働 同一賃金」

理想と言葉だけが独り歩きしているようにしか見えませんね。
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