ペンシルベニア州教育局のリチャード・コール氏による－臨死体験調査－

コネティカット大学心理学ケネス・リング教授とエモリー大学　心臓学教室　マイ
ケル・Ｂ・セイボム教授の調査結果を知って、

「臨死体験の際に体験することは１つではないはず」
「１つの要素体験（たとえば体外離脱や光の存在に会うなど）を深く体験する者
もいる」
「１つ２つ、あるいは複数の要素体験をする者もいる」

その比率はどうなっているのかな？
と思いました。

さすがはＮＨＫスペシャルのために集められた資料（書籍）、ありました。


調査対象者５４７人

うち臨死体験者・・・８４人
死にかけたことはあるが臨死体験はしなかった人・・・１０５人
死にかかった経験がない人・・・３５８人

そして、
臨死体験者について、どういう体験をしたかというものを要素別にして体験率を
表すと、

・表現できないほどの心のやすらぎと満ち足りた思い。・・・７１％
・肉体からの離脱感。・・・７３％
・この世とあの世の境界領域に入っていくという感じ。・・・５０％
・ある見知らぬ存在に出会い、自分の人生を回顧させられる。あるいは、
　あの世にとどまりつづけるか、この世に戻るかの決断を迫られたりする。・・・３６％
・強き輝きの光を見る。その光は美しくかつ心をなごませる。・・・３７％
・何もいえず美しい光景の中に自分がいる。きれいな色があり、ときには美しい
　音楽が聞こえてくる。・・・２６％

だったのだそうです。

そして、要素体験をどれくらい体験しているのか否かについては、

・一要素のみ体験・・・２４％
・二要素を体験・・・２６％
・三要素を体験・・・１５％
・四要素を体験・・・１２％
・五要素を体験・・・１３％
・六要素全てを体験・・・１０％

立花隆　著　「臨死体験　上　」文芸春秋

なお、一要素しか体験しなかった人の２０人中１３人は、「表現できないほどの心
のやすらぎと満ち足りた思い。」だけだそうです。

・・・

まぁ、結局は・・・色々ってことですかね。