![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/c2/fa42bb44a267a072d995cbf1984c8105.jpg)
Yahooの検索画面の右横に某大手有名メーカーの分譲
マンション(沖縄)の宣伝広告が出ましたので何気なく
クリックしてみますと・・・IDやパスワードの入力
が必要との画面が・・・
資料請求した方のみに、IDやパスが与えられるよう
で『客を選ぶ』スタイルの広告でした。
何だか・・・ねェ。
建築確認がまだだから販売価格や間取り等は出さず
のCM?など想像しましたが、まぁ、どのような
物件があるのかと、この某大手有名メーカーのHP
を見ましたら、驚くべき中古物件の表示を見ました。
「不動産鑑定士の評価付き」のような内容が書かれて
いましたので、見てみますと・・・
さすがは都心、高額な中古分譲マンションが多く
掲載されていました。
鑑定士はいくらで評価ているのかな?この販売価格が
評価額なのかな?と思いつつ見ていましたら、
「なッなんと低い利回り!!」
「しかも、『表面利回り』で!!!」
に驚きました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/bb/d32476458cfce4b763dd2f554ee41689.jpg)
しかも「1972年2月?!」私でさえ、生まれていない・・・
相当古い建物もまだ「リユース」というのでしょうか、
リフォームされて高額で販売されていました。
他には・・・物件写真や住所は控えておきますが、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/6f/8bef591b0750a9089c851ac2c1370126.jpg)
これらの物件に「想定家賃」って必要なのでしょうかね。
「投資物件」になる?!
私は、購入者が住まう建物としては、当然、購入者が
「この建物の立地が良い」とか「親の世話をするのに
近い物件」「この建物が建っている地域に思い入れがある」
などで「良し!」と判断するのであれば、何ら言うことは
ありません。
しかし、「想定家賃」という表記を見ますと、
「家賃収入を期待する物件ではない」と言い切りますね。
表面利回りについては、
私が購入した中古マンション2部屋を用いての各種利回り
を見て頂ければ一目瞭然かと思います。
「表面利回り」では、実際の収益など分かりません。
例えで言いますと、自動車が分かり易いかと思います。
H22年 SAI 走行18,000km 本体価格220万円
という表記がありますと、総支払い額(乗り出し価格)は
250万円~260万円になります。
これでは購入者(消費者)から「分かりづらい」という
ことで、最近では総支払額表示に変わっていってますよね。
「総支払額表示=購入者(消費者)の立場に立った営業」
というものです。
・・・
『投資利回り』には色々な表記の仕方がありますが、
「表面利回り」「グロス利回り」「想定利回り」は
どれも、この表記では全然駄目、親切とは言えません。
分譲マンションなのですから、家賃収入から
「管理費」「修繕積立金」を差引き、更に毎年支払いが
生じる「固定資産税」そして、もっと厳密にするなら
不動産所得の「所得税(税務申告して納税する)」まで
経費を差引かないと、
キャッシュフローが見えてきません。
もちろん、建物自体高額ですので減価償却費を差し引きますと、
不動産所得の申告・納税は数年間はゼロになるかも知れませんが、
「管理費」「修繕積立金」は毎月、そして「固定資産税」年に
1度は必ず発生する経費です。
また「修繕積立金」は、売却しても次の購入者に引き継がれ
ますので返ってきません。
私が購入している2つの物件を「表面利回り」で%を出すと、
4階:21.0%
5階:17.5%
と、とんでもない「高利回り」になります。
しかし、そこから、上記費用を差引いていきまして、
実際に「手許に残るキャッシュ」での「初期投資費用
込みの実質利回り」(「実質利回り」でも計算不十分)
をみますと、
4階:13.1%
5階:10.3%
となるわけですね。
10%=10年で元が取れるわけです。
私の場合、仲介手数料や司法書士先生への報酬等も
含めての「初期投資費用込みの実質利回り」を出して
います。
ブログにも書いていますが、もっと細かく、購入まで
に費やした時間単価やガソリン代等の交通費も
「投資額」に含めてよいと思います。
中古分譲マンションを購入するためにかかった費用
全てが、購入価格ということですね。
ですから、
4%や5%台の表面利回りでは、「投資」には
なりませんね。
分譲マンションの投資は「利回り10%以上」という
鉄則があります。
中古建物は、いくら維持管理で資産価値を維持しても
「古い物件」は登記簿の年月日の通り、古いわけです
から、そのような物件を購入して投資をするのであれば、
「初期投資費用込みの実質利回り10%以上」
でないといけません。「実質利回り」までの計算でも
まだまだ正確とは言えません。
そんな物件などあるの?と思うかも知れませんが、
実際に私が購入している物件がそうです。
仕事が休みの日に、不動産会社を回って情報を集め、
また不動産屋さんから声をかけてもらいました。
車で回りましたが、いわゆる「足で稼ぐ」わけですね。
良い情報(もうこの部屋は要らない等)は、自分で
探すのがポイントだと思います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/c2/260398abc7508cc2546b709befd74c78.jpg)
・・・
「想定家賃」という表記を設定するのであれば、
いつ購入時にかかった費用を含めて全額を回収できる
のか、全額回収までに何年かかるのか、その間、想定家賃
の設定金額で空室リスクはどのくらいカバーできるのか、
そこまで購入希望者に開示しないと「誤解を招く」こと
間違いナシ!だと私は思います。
その他、これら以外の物件も同じ程度の%(表面利回り)
ですので、投資を連想させる表記は、後々のトラブルの
元ですね。それよりも、単純に「この建物」「この地域
環境」「この仕様」「このリフォームレベル」そして、
「この販売価格」だけの表示で良いのではないでしょうか。
マンション(沖縄)の宣伝広告が出ましたので何気なく
クリックしてみますと・・・IDやパスワードの入力
が必要との画面が・・・
資料請求した方のみに、IDやパスが与えられるよう
で『客を選ぶ』スタイルの広告でした。
何だか・・・ねェ。
建築確認がまだだから販売価格や間取り等は出さず
のCM?など想像しましたが、まぁ、どのような
物件があるのかと、この某大手有名メーカーのHP
を見ましたら、驚くべき中古物件の表示を見ました。
「不動産鑑定士の評価付き」のような内容が書かれて
いましたので、見てみますと・・・
さすがは都心、高額な中古分譲マンションが多く
掲載されていました。
鑑定士はいくらで評価ているのかな?この販売価格が
評価額なのかな?と思いつつ見ていましたら、
「なッなんと低い利回り!!」
「しかも、『表面利回り』で!!!」
に驚きました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/bb/d32476458cfce4b763dd2f554ee41689.jpg)
しかも「1972年2月?!」私でさえ、生まれていない・・・
相当古い建物もまだ「リユース」というのでしょうか、
リフォームされて高額で販売されていました。
他には・・・物件写真や住所は控えておきますが、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/6f/8bef591b0750a9089c851ac2c1370126.jpg)
これらの物件に「想定家賃」って必要なのでしょうかね。
「投資物件」になる?!
私は、購入者が住まう建物としては、当然、購入者が
「この建物の立地が良い」とか「親の世話をするのに
近い物件」「この建物が建っている地域に思い入れがある」
などで「良し!」と判断するのであれば、何ら言うことは
ありません。
しかし、「想定家賃」という表記を見ますと、
「家賃収入を期待する物件ではない」と言い切りますね。
表面利回りについては、
私が購入した中古マンション2部屋を用いての各種利回り
を見て頂ければ一目瞭然かと思います。
「表面利回り」では、実際の収益など分かりません。
例えで言いますと、自動車が分かり易いかと思います。
H22年 SAI 走行18,000km 本体価格220万円
という表記がありますと、総支払い額(乗り出し価格)は
250万円~260万円になります。
これでは購入者(消費者)から「分かりづらい」という
ことで、最近では総支払額表示に変わっていってますよね。
「総支払額表示=購入者(消費者)の立場に立った営業」
というものです。
・・・
『投資利回り』には色々な表記の仕方がありますが、
「表面利回り」「グロス利回り」「想定利回り」は
どれも、この表記では全然駄目、親切とは言えません。
分譲マンションなのですから、家賃収入から
「管理費」「修繕積立金」を差引き、更に毎年支払いが
生じる「固定資産税」そして、もっと厳密にするなら
不動産所得の「所得税(税務申告して納税する)」まで
経費を差引かないと、
キャッシュフローが見えてきません。
もちろん、建物自体高額ですので減価償却費を差し引きますと、
不動産所得の申告・納税は数年間はゼロになるかも知れませんが、
「管理費」「修繕積立金」は毎月、そして「固定資産税」年に
1度は必ず発生する経費です。
また「修繕積立金」は、売却しても次の購入者に引き継がれ
ますので返ってきません。
私が購入している2つの物件を「表面利回り」で%を出すと、
4階:21.0%
5階:17.5%
と、とんでもない「高利回り」になります。
しかし、そこから、上記費用を差引いていきまして、
実際に「手許に残るキャッシュ」での「初期投資費用
込みの実質利回り」(「実質利回り」でも計算不十分)
をみますと、
4階:13.1%
5階:10.3%
となるわけですね。
10%=10年で元が取れるわけです。
私の場合、仲介手数料や司法書士先生への報酬等も
含めての「初期投資費用込みの実質利回り」を出して
います。
ブログにも書いていますが、もっと細かく、購入まで
に費やした時間単価やガソリン代等の交通費も
「投資額」に含めてよいと思います。
中古分譲マンションを購入するためにかかった費用
全てが、購入価格ということですね。
ですから、
4%や5%台の表面利回りでは、「投資」には
なりませんね。
分譲マンションの投資は「利回り10%以上」という
鉄則があります。
中古建物は、いくら維持管理で資産価値を維持しても
「古い物件」は登記簿の年月日の通り、古いわけです
から、そのような物件を購入して投資をするのであれば、
「初期投資費用込みの実質利回り10%以上」
でないといけません。「実質利回り」までの計算でも
まだまだ正確とは言えません。
そんな物件などあるの?と思うかも知れませんが、
実際に私が購入している物件がそうです。
仕事が休みの日に、不動産会社を回って情報を集め、
また不動産屋さんから声をかけてもらいました。
車で回りましたが、いわゆる「足で稼ぐ」わけですね。
良い情報(もうこの部屋は要らない等)は、自分で
探すのがポイントだと思います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/c2/260398abc7508cc2546b709befd74c78.jpg)
・・・
「想定家賃」という表記を設定するのであれば、
いつ購入時にかかった費用を含めて全額を回収できる
のか、全額回収までに何年かかるのか、その間、想定家賃
の設定金額で空室リスクはどのくらいカバーできるのか、
そこまで購入希望者に開示しないと「誤解を招く」こと
間違いナシ!だと私は思います。
その他、これら以外の物件も同じ程度の%(表面利回り)
ですので、投資を連想させる表記は、後々のトラブルの
元ですね。それよりも、単純に「この建物」「この地域
環境」「この仕様」「このリフォームレベル」そして、
「この販売価格」だけの表示で良いのではないでしょうか。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます