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以前、高橋佳子氏の書籍を4冊買いましたが、なかなか読み進めるのに時間がかか
ってしまいました。
高橋佳子 著 「ディスカバリー 世界の実相への接近」三宝出版に書かれている
「魂の原理」と「自我の原理」を読んで、なるほどなぁと思いましたので、ご紹介
いたします。
高橋佳子氏は、
「私たち人間は、何となく生きているつもりでも、いつも二つの原理のいずれかに
従っていきています。」とおっしゃっています。
その二つの原理とは、「魂の原理」と「自我の原理」です。
高橋佳子氏は、
「魂の原理とは、私たちの魂が従っている原理であり、宇宙を貫く法則、宇宙意志
に感応し、一つに響きあっている原則です。」
「魂の原理は、この世界の満ちる指導原理に調和した心のはたらかせ方を導くのです。」
※指導原理とは・・・
宇宙に遍く存在し、一切の存在を生かし、宇宙の意志と一つに響き合う方向へ導
き続けている原理。病や傷を癒し、切れた絆を結び直し、混乱を調和へと導いて
いる。
「しかし、私たちの中には、もう一つの非常に強固な原理が存在します。宇宙、自
然を導く『天工の理』に対して、人間がつくり出した『人工の理』の中に生まれて
きた原理-それが、自我の原理です。」
と、2つの原理を説明しています。
もう少し、分かり易く・・・具体的に、
高橋佳子氏は、
<主張-陰徳>
「自我の原理は、他者のために努力すれば、それを何倍にも拡大して自分の努力を
主張したくなります。」
「魂の原理においては、他を支えることや他者に尽くすことは自然で当たり前のこと
です。それは『陰徳の法則』のままに生きることを導きます。」
<自利-利他>
「自我の原則は、自分の利益・自分の成功が何よりも大切になります。ですから、
他者が得をすることやその幸福を素直に喜ぶことができません。」
「魂の原理では、他者の幸せが、自分のことのように、時にはそれ以上にかけがえ
なく大切に感じられます。」
<直線-循環>
「自我の原理は、直線的な前進、拡大には興味を示しますが、立ち止まって吟味し
たり振り返ったりすることには興味がありません。常に事態をフィールド・フォワ
ードすることだけを考え、周りから搾取してでも一方向的な進歩に執心するのです。」
「魂の原理は、振り返り、吟味、検討することを大切にします。フィールド・フォ
ワードしたらその分、フィード・バックすることを忘れません。」
「利益を上げれば同時に、それを全体に還元することを考えます。」
「それは『循環の法則』に則っているのです。」
<断絶-つながり>
「自我の原理は、周囲と断絶して、自分という存在だけにリアリティを抱いています。」
「ゆえに、知らず知らずのうちに孤立してゆくことになります。」
「魂の原理は、自分と同じくらい他者、全体のことに切実感を抱きます。つまり、
他の存在とのつながりを実感し、大切にしているのです。」
<刹那-永遠>
「自我の原理は、目先のことで精一杯です。ですから『その時よければすべてよし』と
刹那的判断を後先考えずに、その時の損得の感覚に従って行為してしまいます。」
「魂の原理は、遥かなまなざしを持ち、未来まで見据えて、そこから現在の選択を
行います。」
・・・
自我ですか。。。
このように順に並べてみますと、自我、自分本位のところって多いですよね。
高橋佳子氏は、
「自我は、私たちがこの世界に生まれるや否や、個体保存、生命維持の大原則に下
につくられてゆきます。」
「そうした成り立ちゆえに、自我は、自分を守ること、自分のアイデンティティを
保証することを、その行動原則の最優先事項とします。」
自己存在が一番大切な自我は、
「少しでも他のためにはたらくと、損した気分になったり、自分を主張したくなっ
たりするのです。」
「また、自我は『受け取ること』には一生懸命ですが、『与えること』には消極的
です。」と高橋佳子氏は、おっしゃっています。
そして、人間の自我だけが、宇宙の中で指導原理が導く原則に整合しない性質を抱
いているとおっしゃっています。
このような流れで魂と自我の説明を聞きますと、「確かに、そうだよなぁ」と思います。
・・・
高橋佳子氏は、
「私たちの心は、この二つの原理の間を揺れ動いています。そして、この二つの原
理のいずれに従うかによって、私たちの生き方は全く異なった様相を呈してゆくこ
とになるのです。」とおっしゃっています。
魂の原理で生きるのか、それとも思うがままの自我で生きるのか。。。
高橋佳子氏は、
「自我の原理に対しては『自分の思い通りに生きる』ことができる自由気ままな印
象を持ち、一方、魂の原理と聞くと、理念によって自分を抑圧した、建前の強い
道徳的な生き方を示すことのように思い、窮屈な印象を抱くかも知れません。」
と言いつつ、
「実際には、魂の原理に従った生き方のほうが結局は自由で、のびやか」であり、
「自我の原理に従う方が苦しみの多い呪縛された人生をもたらすことになる」と
おっしゃています。
・・・
なかなか、高橋佳子氏の言われる「魂の原理」のような、考え方、捉え方、そして
日々の行動へ生かす(実行)というは難しいですが、おっしゃることは大変よくわ
かります。
「思いやり」「相手のことを心配する」などの気持ちや感情は、まさに人の心の奥
底にあるたましいの存在から発しているように思います。
損得勘定とは、全く無縁のところで動く「心」「気持ち」
少なからず、すべての人に備わっています。
(生きる過程で道を踏み外した犯罪者でも幼い頃まで遡ると必ず1度はあるものです)
ですから、私たちは本来「魂の存在である」「肉体は『必滅』しかし、心(意識)は
永遠」な存在であるならば、高橋佳子氏の言われる「魂の原理」を意識しつつ、この世
を生き抜くことこそが、我々の本質にも合っていると思いますよね。
・・・
この世に生かされているのは、まだまだ学ぶべきことが、我にあるということ。
それなら、この2つの原理に翻弄されながら、躓いたり、こけたり、反省したり
しながら、生きていくということも、また一つの試練であり課題。
私なりに、立ち止まったり、振り返りながらも、ぼちぼちと頑張っていこうと思います。
ってしまいました。
高橋佳子 著 「ディスカバリー 世界の実相への接近」三宝出版に書かれている
「魂の原理」と「自我の原理」を読んで、なるほどなぁと思いましたので、ご紹介
いたします。
高橋佳子氏は、
「私たち人間は、何となく生きているつもりでも、いつも二つの原理のいずれかに
従っていきています。」とおっしゃっています。
その二つの原理とは、「魂の原理」と「自我の原理」です。
高橋佳子氏は、
「魂の原理とは、私たちの魂が従っている原理であり、宇宙を貫く法則、宇宙意志
に感応し、一つに響きあっている原則です。」
「魂の原理は、この世界の満ちる指導原理に調和した心のはたらかせ方を導くのです。」
※指導原理とは・・・
宇宙に遍く存在し、一切の存在を生かし、宇宙の意志と一つに響き合う方向へ導
き続けている原理。病や傷を癒し、切れた絆を結び直し、混乱を調和へと導いて
いる。
「しかし、私たちの中には、もう一つの非常に強固な原理が存在します。宇宙、自
然を導く『天工の理』に対して、人間がつくり出した『人工の理』の中に生まれて
きた原理-それが、自我の原理です。」
と、2つの原理を説明しています。
もう少し、分かり易く・・・具体的に、
高橋佳子氏は、
<主張-陰徳>
「自我の原理は、他者のために努力すれば、それを何倍にも拡大して自分の努力を
主張したくなります。」
「魂の原理においては、他を支えることや他者に尽くすことは自然で当たり前のこと
です。それは『陰徳の法則』のままに生きることを導きます。」
<自利-利他>
「自我の原則は、自分の利益・自分の成功が何よりも大切になります。ですから、
他者が得をすることやその幸福を素直に喜ぶことができません。」
「魂の原理では、他者の幸せが、自分のことのように、時にはそれ以上にかけがえ
なく大切に感じられます。」
<直線-循環>
「自我の原理は、直線的な前進、拡大には興味を示しますが、立ち止まって吟味し
たり振り返ったりすることには興味がありません。常に事態をフィールド・フォワ
ードすることだけを考え、周りから搾取してでも一方向的な進歩に執心するのです。」
「魂の原理は、振り返り、吟味、検討することを大切にします。フィールド・フォ
ワードしたらその分、フィード・バックすることを忘れません。」
「利益を上げれば同時に、それを全体に還元することを考えます。」
「それは『循環の法則』に則っているのです。」
<断絶-つながり>
「自我の原理は、周囲と断絶して、自分という存在だけにリアリティを抱いています。」
「ゆえに、知らず知らずのうちに孤立してゆくことになります。」
「魂の原理は、自分と同じくらい他者、全体のことに切実感を抱きます。つまり、
他の存在とのつながりを実感し、大切にしているのです。」
<刹那-永遠>
「自我の原理は、目先のことで精一杯です。ですから『その時よければすべてよし』と
刹那的判断を後先考えずに、その時の損得の感覚に従って行為してしまいます。」
「魂の原理は、遥かなまなざしを持ち、未来まで見据えて、そこから現在の選択を
行います。」
・・・
自我ですか。。。
このように順に並べてみますと、自我、自分本位のところって多いですよね。
高橋佳子氏は、
「自我は、私たちがこの世界に生まれるや否や、個体保存、生命維持の大原則に下
につくられてゆきます。」
「そうした成り立ちゆえに、自我は、自分を守ること、自分のアイデンティティを
保証することを、その行動原則の最優先事項とします。」
自己存在が一番大切な自我は、
「少しでも他のためにはたらくと、損した気分になったり、自分を主張したくなっ
たりするのです。」
「また、自我は『受け取ること』には一生懸命ですが、『与えること』には消極的
です。」と高橋佳子氏は、おっしゃっています。
そして、人間の自我だけが、宇宙の中で指導原理が導く原則に整合しない性質を抱
いているとおっしゃっています。
このような流れで魂と自我の説明を聞きますと、「確かに、そうだよなぁ」と思います。
・・・
高橋佳子氏は、
「私たちの心は、この二つの原理の間を揺れ動いています。そして、この二つの原
理のいずれに従うかによって、私たちの生き方は全く異なった様相を呈してゆくこ
とになるのです。」とおっしゃっています。
魂の原理で生きるのか、それとも思うがままの自我で生きるのか。。。
高橋佳子氏は、
「自我の原理に対しては『自分の思い通りに生きる』ことができる自由気ままな印
象を持ち、一方、魂の原理と聞くと、理念によって自分を抑圧した、建前の強い
道徳的な生き方を示すことのように思い、窮屈な印象を抱くかも知れません。」
と言いつつ、
「実際には、魂の原理に従った生き方のほうが結局は自由で、のびやか」であり、
「自我の原理に従う方が苦しみの多い呪縛された人生をもたらすことになる」と
おっしゃています。
・・・
なかなか、高橋佳子氏の言われる「魂の原理」のような、考え方、捉え方、そして
日々の行動へ生かす(実行)というは難しいですが、おっしゃることは大変よくわ
かります。
「思いやり」「相手のことを心配する」などの気持ちや感情は、まさに人の心の奥
底にあるたましいの存在から発しているように思います。
損得勘定とは、全く無縁のところで動く「心」「気持ち」
少なからず、すべての人に備わっています。
(生きる過程で道を踏み外した犯罪者でも幼い頃まで遡ると必ず1度はあるものです)
ですから、私たちは本来「魂の存在である」「肉体は『必滅』しかし、心(意識)は
永遠」な存在であるならば、高橋佳子氏の言われる「魂の原理」を意識しつつ、この世
を生き抜くことこそが、我々の本質にも合っていると思いますよね。
・・・
この世に生かされているのは、まだまだ学ぶべきことが、我にあるということ。
それなら、この2つの原理に翻弄されながら、躓いたり、こけたり、反省したり
しながら、生きていくということも、また一つの試練であり課題。
私なりに、立ち止まったり、振り返りながらも、ぼちぼちと頑張っていこうと思います。
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