ベルル共済問題:年明けにも提訴へ 高知の被害対策弁護団が表明
四国4県で共済商品などを販売していた「ベルル生命医療保障共済会」(本部・徳
島市)が営業を停止した問題で、高知県内の被害対策弁護団(団長・参田敦弁護
士)は11日夜、高知市で相談会を開き、同共済会の運営会社「ベルルライフサー
ビス」と同社の女性常務、全国建設工事業国民健康保険組合(建設国保)に、年明
けにも共同不法行為による損害賠償を求める考えを示した。
相談会には被害者ら約200人が出席。弁護団の谷脇和仁弁護士がこれまでの経緯
として「建設国保から保険料12億円を横領した元社長(既に死亡)が、ベルルラ
イフサービスの資金を弁償金に充てていた」と説明。また、ベルルライフサービス
を弁済の連帯保証人とする公正証書を作成していることから、「建設国保が元社長
にそういった方法を教唆していた疑いがあり、責任がある」と指摘した。
毎日新聞 2006年12月13日
・・・
最近、マスコミ報道を見かけなくなりましたが・・・
実に、ヒドイ事件だと思います。
しかし・・・
豊田商事の詐欺事件の際に中坊弁護士が、豊田商事が納めた税金まで回収したよう
にはいかないのではないでしょうか。
「無認可共済」というのがとてもネックのように思います。
「監督官庁がない=国が悪い」というのは、「気持ち」の上では、まさにそうです
が、「制度上は、現行の制度がそうだから問題ない」とされてしまうように思います。
道義的責任に訴えかけるしかないでしょうけど・・・
建設国保から返還させるというのも、無理があるように思います。
直接詐欺に関与したわけではないですから、建設国保側も弁護士を立てて対抗する
のは必定です。
「横領された建設国保側:横領した組合員の金を返せ」→「横領した側:困って、
詐欺を働いた」で、横領された側が事件前に本当に返してくれるのか心配で念書
(公正証書)まで取るという気持ちも分かりますし・・・
果たして、建設国保に責任を追求できるのでしょうか。。。
こういう詐欺をやってまで返還しなさい!とまで言っていたら、まさに回収可能で
しょうけど、そんなことはまずないのでは・・・
弁護団は、
被害回復対策については「財産があれば破産申し立てや差し押さえの手続きを取る
が、今の段階では費用倒れになる可能性もある」と捜査の進展を見極める考えを示
しているそうですが。。。
弁護士は、やはり「仕事」として「弁護士報酬」をとるのですよね。
そうでしょうけど・・・
無料ってならない・・・ですよね。
弁護士費用って・・・
あくまで概算ですが、
通常訴訟・交渉で大体いくら位かかるのでしょう。
四国4県で約35億円を集めて営業を停止という報道から・・・
経済的利益=裁判での請求額を仮に35億円としますと
(報酬規定に則って)
着手金73,690,000円
※但し、着手金の最低額は10万円(手形・小切手訴訟の場合は5万円)
10万円でも引き受けてくれるというのなら嬉しいですよね。
法律上、巨額な請求額でも、10万円で引き受けてもよいのか否かは知りません。
成功報酬147,380,000円
成功報酬とは、ようは裁判で勝訴した場合に支払う報酬
全面敗訴の場合は、全く支払わなくていい
・・・
建設国保を相手取って12億円を請求しても・・・
着手金27,690,000円
成功報酬55,380,000円
あくまで概算ですので。
かかり過ぎます。。。
四国4県で共済商品などを販売していた「ベルル生命医療保障共済会」(本部・徳
島市)が営業を停止した問題で、高知県内の被害対策弁護団(団長・参田敦弁護
士)は11日夜、高知市で相談会を開き、同共済会の運営会社「ベルルライフサー
ビス」と同社の女性常務、全国建設工事業国民健康保険組合(建設国保)に、年明
けにも共同不法行為による損害賠償を求める考えを示した。
相談会には被害者ら約200人が出席。弁護団の谷脇和仁弁護士がこれまでの経緯
として「建設国保から保険料12億円を横領した元社長(既に死亡)が、ベルルラ
イフサービスの資金を弁償金に充てていた」と説明。また、ベルルライフサービス
を弁済の連帯保証人とする公正証書を作成していることから、「建設国保が元社長
にそういった方法を教唆していた疑いがあり、責任がある」と指摘した。
毎日新聞 2006年12月13日
・・・
最近、マスコミ報道を見かけなくなりましたが・・・
実に、ヒドイ事件だと思います。
しかし・・・
豊田商事の詐欺事件の際に中坊弁護士が、豊田商事が納めた税金まで回収したよう
にはいかないのではないでしょうか。
「無認可共済」というのがとてもネックのように思います。
「監督官庁がない=国が悪い」というのは、「気持ち」の上では、まさにそうです
が、「制度上は、現行の制度がそうだから問題ない」とされてしまうように思います。
道義的責任に訴えかけるしかないでしょうけど・・・
建設国保から返還させるというのも、無理があるように思います。
直接詐欺に関与したわけではないですから、建設国保側も弁護士を立てて対抗する
のは必定です。
「横領された建設国保側:横領した組合員の金を返せ」→「横領した側:困って、
詐欺を働いた」で、横領された側が事件前に本当に返してくれるのか心配で念書
(公正証書)まで取るという気持ちも分かりますし・・・
果たして、建設国保に責任を追求できるのでしょうか。。。
こういう詐欺をやってまで返還しなさい!とまで言っていたら、まさに回収可能で
しょうけど、そんなことはまずないのでは・・・
弁護団は、
被害回復対策については「財産があれば破産申し立てや差し押さえの手続きを取る
が、今の段階では費用倒れになる可能性もある」と捜査の進展を見極める考えを示
しているそうですが。。。
弁護士は、やはり「仕事」として「弁護士報酬」をとるのですよね。
そうでしょうけど・・・
無料ってならない・・・ですよね。
弁護士費用って・・・
あくまで概算ですが、
通常訴訟・交渉で大体いくら位かかるのでしょう。
四国4県で約35億円を集めて営業を停止という報道から・・・
経済的利益=裁判での請求額を仮に35億円としますと
(報酬規定に則って)
着手金73,690,000円
※但し、着手金の最低額は10万円(手形・小切手訴訟の場合は5万円)
10万円でも引き受けてくれるというのなら嬉しいですよね。
法律上、巨額な請求額でも、10万円で引き受けてもよいのか否かは知りません。
成功報酬147,380,000円
成功報酬とは、ようは裁判で勝訴した場合に支払う報酬
全面敗訴の場合は、全く支払わなくていい
・・・
建設国保を相手取って12億円を請求しても・・・
着手金27,690,000円
成功報酬55,380,000円
あくまで概算ですので。
かかり過ぎます。。。
失踪(しっそう)説が流れていたインターネットの大型掲示板「2ちゃんねる」管理人、ひろゆきこと西村博之氏(29)が4日、早稲田大学の学園祭「早稲田祭」に登場し、講演会を行った。悪質な書き込みをめぐる訴訟で負け続け、巨額損害賠償金を抱える身だが、裁判や支払い判決を無視し続けている。西村氏は「(裁判に)勝とうが負けようが払わなければ一緒」「僕に金を払わせたいなら、そういう法律を作ればいい」と独自の見解を語った。 西村氏は、メディア研究サークルが主催する講演会に登場。9月から失踪説が報じられておりドタキャンが心配されたが、立ち見が出る約700人の観客の前にラフなシャツ姿で「(僕は)影武者なんで」と冗談を言いつつ現れた。
・・・
「2ちゃんねる」上の書き込みをめぐり、西村氏は多くの組織などから名誉棄損などで訴えられ、次々敗訴中。プロゴルファー北田瑠衣(24)からも訴えられ、東京地裁は先月25日、100万円の損害賠償などを命じる判決を出したばかりだ。しかし、西村氏は出廷せず、賠償金も払わないなど裁判を「無視」し続けている。
西村氏は、北田との訴訟について「(北田の)弁護士が(書き込みの)削除依頼をし、削除されたのに僕を訴えている。じゃあ、削除以上に僕は何すればいいんでしょう。(裁判は)やりたいならやればという感じです」。
日刊スポーツ
2006年11月5日7時43分 紙面から
・・・
「(裁判に)勝とうが負けようが払わなければ一緒」
こう出られると、手も足も出ないというのが現実のような気がします。
民事訴訟って、勝訴しても相手に支払い能力がないという場合も多いのではないでしょうか。
相手が逃げも隠れもできない企業であったり国や公的機関である場合は、きちんと賠償してくれるのでしょうけど。
個人や倒産先企業を相手に訴訟を起し、勝訴した人は、どうしているのかなと、ふと思いました。
2chの管理人だけの話ではないように思います。
何とか被害者の救済措置は無いものなんでしょうか。