教育以外の何物でもないのだが。」
『数学者は城の中』(H.Mエンツェンスベルガー著・渡辺正訳・岡本和夫・日本評論社)
数学は何の役に立つのか、という問いに対して数学者である著者が数学を学ぼうとするものに日ごろ話している三つの答えを、この本第二章の中でも紹介しています。その上で、学ぶことに貧しい価値観が横行している現状を悲しんでいる教育者でもある著者の見解が冒頭のことばです。
せいぜい中学校数学までを理解するのが精一杯だったわたしは案の定中学時代、「数学勉強して何の役に立つの?」とつぶやき不毛な理屈をこねた。しかし少し嬉しかったのは、その時出来ない子の言い訳に過ぎない屁理屈に担任の先生がじっくりと耳を傾けてくれたことだったけど。
確率の授業第1講目で、あ、こりゃ駄目だ。受講登録したのは間違いだったと再認識したわたしにも、数学を学ぶのも魅力的かな、と思わせてくれる一冊です。でも、わたしの場合、悲しいのは価値観ではなく・・・頭・・・だ。

数学は何の役に立つのか、という問いに対して数学者である著者が数学を学ぼうとするものに日ごろ話している三つの答えを、この本第二章の中でも紹介しています。その上で、学ぶことに貧しい価値観が横行している現状を悲しんでいる教育者でもある著者の見解が冒頭のことばです。
せいぜい中学校数学までを理解するのが精一杯だったわたしは案の定中学時代、「数学勉強して何の役に立つの?」とつぶやき不毛な理屈をこねた。しかし少し嬉しかったのは、その時出来ない子の言い訳に過ぎない屁理屈に担任の先生がじっくりと耳を傾けてくれたことだったけど。
確率の授業第1講目で、あ、こりゃ駄目だ。受講登録したのは間違いだったと再認識したわたしにも、数学を学ぶのも魅力的かな、と思わせてくれる一冊です。でも、わたしの場合、悲しいのは価値観ではなく・・・頭・・・だ。