みたり*よんだり*きいたり*ぼぉっとしたり

映画のこと、本のこと、おもったこと。

3番

2005-11-12 01:29:55 | きく
ラフマニノフのピアノ協奏曲3番は、意外に単純(と言っていいのかしら?)な動機で書かれたらしいわりには、ある種の人を日常から逸れさせてしまう魔力のようなものがあると思います。リビングのステレオの前に座り込みひたすらこの曲を聴いていた時、子どもに「ちょっと、やばいんじゃない?」(笑)とドン引きされたことがありました。わたしは情緒過多の旋律が好きなんでしょうね、きっと。

今夜はこの大好きな曲を初めてライブで聴くことができました。

一生に一度で良いからライブで聴いてみたい、くらいの位置づけがされていた曲なのに、そんな大そうな、調べてみると年間10回以上は演奏会で取り上げられているのですね。(でも、願わくばアシュケナージの演奏で聴きたい←悲願)

*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*

すみだトリフォニーホール
クリスティアン・アルミンク 指揮
ブルーノ・レオナルド・ゲルバー ピアノ
新日本フィル交響楽団
栗友会合唱団

*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*

第1楽章の後半部の盛り上がり(演奏開始およそ6~8分ほどが目ど)は好きなところなのですが、今日の演奏ではこの部分、さらっとあっさり(特に弦楽器)でした。さらさら3番で行くのかと思いきや、第3楽章ラストは、それはもう情緒過多好みのわたし好みでした。
それにしても好みと言えば、
指揮者のアルミンクの姿の美しいこと。タキシードを身に纏うためにあるような端正な小頭長身痩躯、音の中を舞うかのような流麗な動き。
綺麗♪・・・って(゜∇゜ ;)
違?


もう一つの演目はロクシン交響曲第1番「レクイエム」
ロクシンという作曲家の作品が日本で演奏されるのは今回が初めてとのことです。
その上、曲の終わりは独奏ヴァイオリンが空に消え入るようなので、曲のラストが掴みきれない演奏直後の拍手の起こり方のビミョーさに面白味がありました。
って (゜∇゜ ;)
違?