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おら学校さ行きて~愛の亡霊~

2006-01-14 03:22:30 | みる
『愛のコリーダ』に引き続きGYAOで『愛の亡霊』を観た。

『愛のコリーダ-2000-』を観ながら、薄ぼんやりと”教育、特に学校教育が(特に)女にもたらす、或いはもたらしたもの”って・・とこの映画、ここに描かれている阿部定を観ていて思い浮かんでしまった。というか、阿部定が学校教育を受けていたらどんな定になっんだろう、と思ってしまう。瀬戸内寂聴氏が阿部定を非常に頭の良い女性、とどこかで記されていたのが印象強いもので。続いて、『愛の亡霊』を観ると、奉公に出された娘が「おら、学校さ行きて・・」と父親に言うてるじゃないか。ありゃりゃ。女が教育受けると碌なごどね、という常識が色濃い時代のお話は興味深い。

イツァーク・パールマン

2006-01-14 02:24:17 | きく
2006.1.11(水)

19:00開演

サントリーホール

モーツァルト:ヴァイオリンソナタ第40番

フォーレ:ヴァイオリンソナタ第1番

ドヴォルザーク:ヴァイオリンとピアノのソナチネ

そして、ステージ上で選曲しながらの演奏↓6曲(すべてクライスラー編曲or作曲)




この演奏会のわたしにとっての白眉はフォーレのヴァイオリンソナタ1でした。
といっても、この日まで曲名を知らなかった。
”Paris La Belle Epoque”がYO-YO MAのCDの中でもかなり好きなので繰り返し聴いていたけど、何しろ曲名もちゃんんとチェックしていなくて、旋律だけが染みこんでいた。
この日の演奏もそう、ブルブルッと直接、身体に響く音。
ピアノもわたしの好きな音でした。
あの美輪明宏氏が「女性のピアニストはきらい、がさつに叩きつけるような音を出すから。それに比して、男性のピアノの繊細なこと」というような発言をどこかでされていましたが、その点からすると、この日のピアニスト(パンフレットが売り切れで入手できずお名前がわからない)はとても男性的です。