予告編を見た時は、衝撃でした。
ピンポイントで関心事を突かれた気がしたからです。
関心事のキーワードは
「自殺」「社会からの隔絶」「絶望」「音楽」
そして、青山真治監督作品を観るのは初めてですが、
この映画なら鬱陶しい物語はないだろう、
と思える予告映像でした。
本編の方は映画を観るというよりも、
『エリ・エリ・レマ・サバクタニ』の上映”空間そのものを感じる”という方が、
近い気がします。わたしが感じたものは、予告編を見た時の手応えではなく、かすかな違和感と表現方法の独自さへの興味と自分へのもどかしさでした。観客はわたしの子どもと同年代ほどの若者が多く、確かに、わたしの息子も青山作品のほとんどを観て、昨年中からこの映画が封切られるのを期待していました。わたしはといえば監督とほぼ同年代、この映画の表現の独自さにもっとすんなりと入り込めると思っていましたが、ずれがある自分にちょっとショック。言葉でもなく、物語でもなく「音」を求めるテーマこそフィットするはずが、せりふの少ない作品を観ながら、わたしは従来の映画を観るように言葉を、物語を、求め、意味を探していました。所詮、言葉を寄る辺とするしかない自分をちと不甲斐なく感じながら、
映画のパンフレットより、
自分にヒットしたキーワード
「生と死の位相を変えるノイズ」
「”訪れ”は”音ずれ”」
「生と死が静かに響きあう」
映画より
「綺麗なものから先に死ぬから」
あっ、それから
「失業率が30%を超える社会」
・・・職と生の問題は大きい
あっ、それから
岡田茉莉子が食を供する役であること。
「あなたが生まれる前からスープを作ってるけど、
初めて上手く作れたわ」(←うろ覚え)
・・・”母”をイメージさせる女性に食をあたえさせる、
ありきたりといえばありきたりだけど・・・
・・・食と生しかない(わけじゃないけど)
さてさて、
わたしにとっての(生と死の位相を変える)ノイズである
息子(いや、実際ノイズ!よう喋くる♪)は、どう観るか、
それがこの映画をめぐる一番の楽しみ。
ピンポイントで関心事を突かれた気がしたからです。
関心事のキーワードは
「自殺」「社会からの隔絶」「絶望」「音楽」
そして、青山真治監督作品を観るのは初めてですが、
この映画なら鬱陶しい物語はないだろう、
と思える予告映像でした。
本編の方は映画を観るというよりも、
『エリ・エリ・レマ・サバクタニ』の上映”空間そのものを感じる”という方が、
近い気がします。わたしが感じたものは、予告編を見た時の手応えではなく、かすかな違和感と表現方法の独自さへの興味と自分へのもどかしさでした。観客はわたしの子どもと同年代ほどの若者が多く、確かに、わたしの息子も青山作品のほとんどを観て、昨年中からこの映画が封切られるのを期待していました。わたしはといえば監督とほぼ同年代、この映画の表現の独自さにもっとすんなりと入り込めると思っていましたが、ずれがある自分にちょっとショック。言葉でもなく、物語でもなく「音」を求めるテーマこそフィットするはずが、せりふの少ない作品を観ながら、わたしは従来の映画を観るように言葉を、物語を、求め、意味を探していました。所詮、言葉を寄る辺とするしかない自分をちと不甲斐なく感じながら、
映画のパンフレットより、
自分にヒットしたキーワード
「生と死の位相を変えるノイズ」
「”訪れ”は”音ずれ”」
「生と死が静かに響きあう」
映画より
「綺麗なものから先に死ぬから」
あっ、それから
「失業率が30%を超える社会」
・・・職と生の問題は大きい
あっ、それから
岡田茉莉子が食を供する役であること。
「あなたが生まれる前からスープを作ってるけど、
初めて上手く作れたわ」(←うろ覚え)
・・・”母”をイメージさせる女性に食をあたえさせる、
ありきたりといえばありきたりだけど・・・
・・・食と生しかない(わけじゃないけど)
さてさて、
わたしにとっての(生と死の位相を変える)ノイズである
息子(いや、実際ノイズ!よう喋くる♪)は、どう観るか、
それがこの映画をめぐる一番の楽しみ。