時間を経ても鮮烈に記憶に残るであろう映画、でした。もちろんそれが大事なストーリーとかテーマには映画に限らずどんなものにも、大事なだけにわたしはあまり期待しなくなりましたので、この映画も映像と音楽が、ひれ伏したくなるほど(映画ではシュールなひれ伏しシーンがある)まではいかないまでもかなりの牽引力を持っています。予告映像を観たときから、これは!と心に響くものがあったのに、気がつくと上映館も残り少なくなっていて、見逃さなくて良かった。原作は読んでいない。松岡正剛さんが『千夜千冊』で取り上げていらっしゃいました。
ピアノ協奏曲2番を完成させた時、ブラームスは48歳。それより20年も前に作られた際立った起伏を持つ1番の方にわたしは惹かれるけど、今日は都響の演奏で2番を聴いてきました。3楽章チェロの独奏が始まったとたん、耳がはっとしたような、舞台の照明が一瞬明るさを増したような、えもいわれぬ音色に包まれまれたのは今日の僥倖でした。
先日、N響のプロコフィエフ・ヴァイオリン協奏曲がFMで放送されていたのをドライブ中に聴くことが出来たのですが、番組中でソリストのドミートリ・シトコヴェツキ氏の演奏スタイルについて本人コメントが紹介され、興味深いものでした。記録がないのでその文言はあいまいな記憶に頼るしかないのですが、オーケストラの響きを注意深く聴き取るためには、時流に合わないかもしれないが身体を揺らして演奏することはしない、とのこと。
沈着さが増すほどに高揚していくような、そういう演奏にたくさん触れることが出来たらいいな。
4月17日(火)
東京都交響楽団
東京文化会館
ジェームズ・デブリースト
メンデルス・ゾーン序曲フィンガルの洞窟
シューマン交響曲第二番
ブラームスピアノ協奏曲第2番
先日、N響のプロコフィエフ・ヴァイオリン協奏曲がFMで放送されていたのをドライブ中に聴くことが出来たのですが、番組中でソリストのドミートリ・シトコヴェツキ氏の演奏スタイルについて本人コメントが紹介され、興味深いものでした。記録がないのでその文言はあいまいな記憶に頼るしかないのですが、オーケストラの響きを注意深く聴き取るためには、時流に合わないかもしれないが身体を揺らして演奏することはしない、とのこと。
沈着さが増すほどに高揚していくような、そういう演奏にたくさん触れることが出来たらいいな。
4月17日(火)
東京都交響楽団
東京文化会館
ジェームズ・デブリースト
メンデルス・ゾーン序曲フィンガルの洞窟
シューマン交響曲第二番
ブラームスピアノ協奏曲第2番