中央市と言えば地盤が緩いことで有名ですが、そこはもともと駐車場という事と浅い層での地下水位が
見られず安定した地盤でした。ですので地盤改良は無く、もりぞうオリジナルベタ基礎(一体打ち)
+基礎断熱仕様で施工致します。(床下結露、シロアリ対策及びあったか仕様なのです。)
さて、前々回の続きです、ではいきます。岩盤や礫層といった地盤は最も安心出来る地盤です。
礫層はおおよそ20~40mの深さにあり、高層ビルなどの支持層になっております。
住宅の地盤となる層はそれより浅いものでおおよそ3m~10mが支持層と言われております。
そこには主に砂と粘土による地層があります。そして地下水位と深さの関係で地盤の強度が
決まります。
礫も含めて砂と粘土の違いは単純に粒の大きさの違いです。粒が大きいほど石同士が当たる
事で、固さを増します。礫層の支持力が強いのもこのためです。
逆に粘土層は粒の間に水分が入り込むことで粘り気のある土となります。田んぼをイメージ
すると分りやすいと思います。
このような粘土層に含まれる水分は建物の重さや盛り土の重さによって、何カ月・何年という
時間をかけて水分を押し出します。これを圧密現象と呼び、影響を直接受けやすい浅い層ほど早く
そして大きく沈下を起こします。土は自重でも固められ、深いほど圧密が増すので、不同沈下を
起こしやすいのは浅い部分の粘土層という事になります。
また、液状化現象は地盤が揺れその隙間から水分がわき出る現象です。つまり浅い層に砂地の
ような振られやすい層があることが原因となります。
まとめますと、不同沈下・液状化現象から免れる地盤とは地下水位が低く、表土~3m付近までが
砂地の地盤が一番安心出来るようです。
土地を探される際は地盤も一つの指標にされることを本気でお勧め致します。是非ご相談下さい。
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