初鹿 史典の熟成を楽しむ!

【第125回】「クロネコで~す」

 我が社の事務所に毎日クロネコさんの配達員が集荷に来てくれます。ドライバーさんは
毎日入れ替わり立ち替わりですが、その中でとっても光っている人がおります。

 ダイヤの原石のような方で、その方が来ると腰の思い我が社メンバーも思わず率先
して玄関先まで届け物を取りに行くという、そんな風景を目の当たりにします^^

 集荷は毎日夕方5時~6時位、疲れが貯まってきているピークだと思うのですが、物凄い笑顔
で集荷に来てくれるのです。

 我が支店の事務所には事務員さんがおりませんので、”ピンポン”がなるとその時の状況で誰が
玄関に出るか皆で空気を読み合います。ですから”ピンポン”がなると一斉に腰を上げる感じになるのです
が、その方はそれを知ってか知らずか、ピンポンを押さずに、玄関を開け大きな澄みきった声で
「クロネコで~す」と言ってくれます。ですから集荷のみの場合(集荷物を玄関先に用意してあります。)
は皆で「お疲れ様で~す」という労いの言葉でその方を送り出してあげます^^

 これって物凄いセンスだと思うのです。相手の状況を熟知する姿勢がなければこの勇気ある行動は
出来ませんし、他の配達員は普通に”ピンポン”を押し我々が玄関ドアを開けるのを待っているのです。
(まっこれが普通かも知れませんが)、集荷だけの場合、我々が出て行っても挨拶くらいで終わるので、
お互い手持無沙汰になってしまいます。ですからその光っている配達員の行動をいつも見直してしまいます。

 この相手の状況を読み取る能力は、どのような仕事においても必須だと思います、我々であれば
これが出来るだけで、お客様は全てを預けてくれます。いつの時代も人間、自分の事を良く知ってくれ
ている人には本音を喋りたくなりますよね^^ただ、相手から嫌われるのを恐れるあまり、当たり障りなく
”ピンポン”を押すのですね。。そこからは何の発展もありませんから関係性が深まる事はありません。

 相手の状況が分ったならば一度思い切って相手の懐に入ってみる事の大切さをこの配達員の方から
学んでおります^^

 これからも元気と勇気を分けて下さい。。
 
 
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