初鹿 史典の熟成を楽しむ!

【第2697回】正しい金利設定

2016年2月にスタートしたマイナス金利政策

は住宅業界に大きな影響を及ぼしました。


1. 住宅ローン金利は最低金利を更新し続け

 8月にはフラット35が35年固定金利で

 市場最低金利の0.9%をつけた。


2. 長期金利の指標であります、10年国債が

 3月からマイナスになり、その影響で

 固定金利型の住宅ローン金利が初めて変動

 金利型の住宅ローンを下回るという珍現象

 が5月から発生いたしました。


3. 1%を切る住宅ローンを組むと、当初10年間

 は住宅ローン減税で年末借り入れ残高の1%

 が税額控除で戻ってくるため、実質マイナス

 金利で住宅ローンを組むことが可能になった。



このように、マイナス金利政策は住宅購入者

に大きなメリットを生んだだけでなく、既に

建てられた方への借り換え需要喚起による、

家計支出の改善やリフォーム資金も含めた

借り換えによる新たなリフォーム需要を

生み出す効果も表れました。


ただし...そのような逆ザヤ的な貸し付けの

終焉がそろそろ来そうな予感であります。

 

適切な金利設定が今後のセオリーとなって

行くのではないでしょうか。

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