初鹿 史典の熟成を楽しむ!

【第8回】続・・伝導・対流・輻射

 本日は業者会でした。発表があり15分程度時間を戴きました、準備不足もたたり半分位の業者さんが
口をポカーンと開けたまま・・・何事も準備と練習ですね。以後気をつけます。

 さて、前回の続きですが・・・そう暖房機だけではどうこうできる問題ではないと
お伝えした続きです。

 皆様、いきなりですが、裸でいるときに寒いと感じたらどうします?・・・ですよね、服を着ますよね、裸のまま、
暖房をつける方もいらっしゃるかも知れませんが・・・(笑)

 では足元が冷たいと感じた時どうされますか?・・・ですよね、靴下またはスリッパを履きますよね。

そうなんです、人間、体温を奪われないように何かを着たり・羽織ったり・履いたりするんです。
これをそのまま建物に置き換えて考えてみてください。建物の基礎には厚手の靴下を・外壁にはフリースとダウンジャケット
を暖かそうではありませんか?こうすると建物も外気温に熱を奪われづらくなります。(足元が暖かく感じます。)

 ただ残念なことに山梨県ではこのような建物はあまりお見かけしません。なぜか?それはそこまで必要ないと思われているから(フリースのみで充分と思われている)
何を基準にそこまで必要ないと思われているのでしょうか?それは今までの生活の延長上にこれからの暮らしを考えてしまっているからだと
私は思います。(売り手側の提案の乏しさに大きな問題があると思います。)

 こんなお話はご存知でしょうか?建物が原因で脳血管疾患・心疾患になる人の割合は山梨県は北海道の約2倍だそうです。
極寒の地、北海道の家はフリースにダウンジャケットに厚手の靴下なのです。熱を奪われにくく、何処も彼処も暖かいのです。
山梨とは家づくりの考え方・本質が全く違うのです。


次回は輻射をからませもう少し具体的な話を致します。
ではまた。
 
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