さて、前回の続きですが、子供が小さいうちは親と必ず寝ますよね^^そして小学校3~4年生
辺りから一人で寝だします。(地震があったりすると一人では寝れない時が続く事もありますが・・・)
そして、いつしか自分の空間を意識するようになり、個室を子室として使うようになり弧室と
しての流れを踏んでいきます。
私自身、子供部屋は親の目の行き届く場所で親が自然に出入りできる環境を造ることをお勧めしております。
(勿論これには賛否両論ありますが・・・)因みに私の家では子供部屋はありません(【第5回】を参照)2階の
ホールの一角に机とベットがあるだけです。そして極めつけはそのホールには、室内物干し竿が在り、常に洗濯物が吊るさっております。
そうです嫌でも子供と親がコミュニケーションをとれる様に環境を造ったのです。
お客様の家はすでに大きな子供部屋が一つ御座います。
当面はそこが子供たちの遊び場になると考える人は結構いらっしゃると思いますが、案外使いません。5歳位までは
親と一緒に1階で遊ぶケースがほとんどなんです。(ですからリビングには収納がたっぷりと必要なんです。)
そうです、子供部屋は既に遊んでいるのです。個室は小学校4年生位から使い出しますので、今回のケースですと後7年は完全に
遊ぶ部屋と思って良いです。
ここで思い出してもらいたのですが、ご自分の小学校高学年・中学生・高校生の時のことを、部屋をどんな風に使い
どんな思い出があったかを?・・・これなんです^^ ほとんどないでしょう!(私なんか初めて彼女を連れて
来るということで急ぎ作業場を部屋に改造したことしか覚えておりません。後は苦痛だった受験勉強と・・・)
ここで思い出があると思った方、部屋に”たむろ”していたか、”引きこもっていたか”どちらかだと思います(笑)
つまり、個室というのは子供を良い方向に走らせる事はおおよそ無いのです。
子供部屋は勉強机と寝る場所さえ確保できれば、そしていざという時に集中力が出る工夫をしてあげるお部屋に
してあげれば良いのです。(これはまた今後書いていきます。)
話を戻します。今回のお客様のケースであれば、1階の和室・2階の小屋裏収納こちらを、10年後(一番下の子が
部屋を使い出す時期)に改良出来る空間にしておけば良いのです。
ということで、今回はご主人のホビールームの小屋裏収納の天井高さを上げ、10年後のそれに対応するという事で話がまとまりました。
(ご長男さんがそこに入ると思いますが、たむろすることは許されないほど狭い空間となります・・笑)
勝手なことを言って申し訳ございません。そしてその案に二つ返事していただいたH様有難うございます。何年経っても絶対満足頂ける
住空間をお造り致しますので是非楽しみにしていてください。
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