ここはね、まさちゃんのふるさとに帰る途中の由良川に渡る鉄橋だよ
昔は特急も走ってたけど、今は、のんびりした可愛い電車が走ってるよ
昔は特急も走ってたけど、今は、のんびりした可愛い電車が走ってるよ
この由良川のあたりは、「安寿と厨子王」のお話のゆかりの地でもあるんだよ。もうじき、まさちゃんのふるさとに着くからね~
まさちゃんのふるさとは、『丹後の宮津』
っていう、「宮津節」からも、分かるように、昔は、北前船などの船が立ち寄り、宿泊客でにぎわったらしいよ
まさちゃんは、丹後の宮津、この町で生まれた
山に囲まれて、すぐに海が見渡せる、土地もなんにもないところだけど
離れてみると、いいふるさとだなぁ~って、今はみんなに自慢できるよ
日本三景の天の橋立を、向こうにみながら、まさちゃんは大きくなったんだよね
まさちゃんにはね、二人の兄貴がいてね~
一人の兄は、どっちかというと、勉強がお得意だった・・・
もう一人の兄貴、今、お母ちゃんのそばに居てくれてるお兄ちゃん、昔から絵がとっても好きでね、暇があると、何か描いてたけど、今も趣味でこんなの描いてるんよ
兄貴のコメントより~
これらの絵は浮世絵の葛飾北斎、広重に魅了されて描き始めたのですが、図書館で探って行くうちに、「道具としての身体」というタイトルの本に出会いました。昔は担いだり、背負ったり、抱えたり、果ては頭に上に載せて荷を運んだりしたものです。
今でも大原女のように、わずかに残っている職業もありますが殆ど姿を消してしまいました。
そんな労働の姿を江戸時代の風俗を借りて表現できないかと思って描いています。
絵が得意だから、町内のチラシを作ったり、たまに、印刷やさんからも頼まれたりして、お兄ちゃんなりに、楽しんでるみたいだよ
ふるさとのこの風景は、小さい時から、大きくなるまで、ずっとずっと慣れ親しんできた風景で、まさちゃんをそっと見守ってきてくれた風景なんだよね
だから、この天の橋立を向こうに見える宮津湾を眺めると、心がほっとするんだよ
この風景、いつまでも変わらずにいてほしい
そして、お兄ちゃんも、自分の好きな絵をずっとずっと描き続けてほしいな。。。
今日は、まさちゃんのふるさとに、ようこそ、おいでいただきました
来てくれたあなた、どうもありがとう