お母ちゃん、おはよう~
明日は、四年前、天国に旅だった日だね・・・
昨日は、OOOOさんと、小松の木場潟公園に散歩に行って来たよ
公園をぐるっと走ると、桜の花が咲いていた
さくら
あの日、病院から帰ってくるお母ちゃんを迎えるためにお布団の準備をしたら、まさちゃんは、桜の花が何処かにないか花屋さんに買いに走った
運よく、近くのスーパーの花屋さんに、桜の花が咲いてる植木鉢を見つけたときは嬉しかったよ
あとちょっとで、桜の花が咲くころだったから、お母ちゃんにもう一度桜の花を見せてあげたかった
でも、おかあちゃんは幸せものだったと思う
兄弟三人と、お嫁さんに、一日も欠かさず、ずっと長い間付き添ってもらって、先生も看護婦さんもこんな家族なかなか居ないって、よく話して下さっていたものね
みんなをそうさせたのは、きっとおかあちゃんがステキだったからだよ
こないだ、おかあちゃんが久しぶりに夢に出て来てくれた
でも、何だか、しんどそうな状態だったし、目が覚めたとき、ちょっとだけ寂しかった
まさちゃんは末っ子の甘えん坊だから、
「お母ちゃん、夢に出て来てくれたけど、今度は元気な姿で出てきてな~」ってお祈りした
そしたら、昨日、ちゃんと元気な姿でまさちゃんの夢に出て来てくれたよ
一緒にベッドの横で寝てる夢だったけど、確かに、お母ちゃんは元気そうだった
大河ドラマを見てから寝たので、向こうのベッドには、何故か春馬さんも寝てるという豪華版?の夢
滅多に見ないお母ちゃんの夢を見て夢で会えて、まさちゃんは嬉しかった
母は晩年、生活が落ち着いてからは、民舞やらカラオケ、ダンス、習字、お経と忙しいほど、いろんな趣味を楽しんでいたけど、
まさちゃんが子供のころは、そんな余裕もなく、そこには、寝る暇もないほど毎日内職で働いてくれる母の姿があった・・・
手先が器用だった母は、まさちゃんが幼稚園に入るのを待って、すぐに編み物の勉強を始めて、資格をとり、丁寧な仕上がりでかなりの注文をもらってたみたいで
朝まで、ずっと、仕事をしてる時も珍しくなく、子供ながらに、早く母が布団で休む姿をあんまり見たこともなかったな、、、
お盆や正月に、京都の街にある母の実家に帰るとき
まさちゃんに新しい服を着せてあげたいと作ってくれるのだけれど、いつも仕上がりは電車の中で、京都行きの電車の中で一生懸命服を仕上げてくれる母の姿を何度も見たよ
今、考えると、手作りの服を当たり前のように作ってもらえて、幸せだったよね~
まさちゃんが石川にお嫁に来て、春と秋には、よく石川に来てもらっていた
限られた時間で、出来るだけいろんなところへ連れて行ってあげようと、まさちゃんも、ほんとにあっちこっちに連れて行ってあげて、いい思い出がたくさ出来たよ
それも、パパさんや、お母さんが快く迎え入れて下さったからだと、感謝している
お母さんも、だんだん年をとられて、ちょっと大変なのが、そばに居ると分かるようになったとき
お母ちゃんが、まさちゃんにこう言った
「あんたも、年いったらどうなるか分からへん・・・お世話大変やろうけど、あんばいよう見てあげてな~」
まさちゃんは、この母の言葉をいつも心に思い出す
多分、今、お母さんを多少なりとも、一生懸命見てあげられるのは、母のこの言葉を聞いたからかもしれない
大好きだったお母ちゃんに、たまに、「夢でもいいから会いたいな~」って、思うことがある
そんなまさちゃんの気持ちを察して、ちゃんと天国に旅立った日の前の晩に夢で会いに来てくれたよ
まさちゃんが、ちょっとだけ、頑張り屋さんだったとしたら、それは、母の後ろ姿を見ていたから・・・
テレビで漫画を見ても、大きな声で笑っていたあの母の天真爛漫さは、まさちゃんには、ちょっとないけど、お母ちゃんの娘らしく、これからもずっと前向いて生きてくよ
お母ちゃん、まさちゃんをこの世に生んでくれて、ありがとう
(お別れの写真は、桜の花をいっぱいに飾ってあげたよ)