今日はね、お母さんの誕生日なんよ
79歳になったんだって~
まさちゃんが、お嫁に来たころ、お母さんは、よく働いて、よく気がついて、シッカリ者のお母さんって感じだった・・・
最初は、一緒に住んでなかったし、途中から、一緒に暮らすことになって、「うまく、いけるかなぁ、、、」って、少しだけ、不安な気持ちだったよ
あれから、二十年以上の月日が流れて、小さかった子供たちも、大きくなって、みんなそれぞれに羽ばたいていったんだよね
なんにも知らないまさちゃんが、この家に来て、曲がりなりにも何とかやって来れたのは、お母さんのお陰かもしれないな~
昔、寝込んだことがないほど元気だったお母さんも、今では、たくさんの薬を飲んで、毎日頑張ってくれている・・・
そんなお母さんが、最近よく、まさちゃんに、
「あんたのお陰で、こんなに長生きできたわ~」って、口ぐせのように、しみじみ言ってくれるんよ
こないだ次男君が帰ってきて、おばあちゃんに会いに行ってから、戻ってきて
「おばあちゃん、お母さんに、随分感謝してるな、、、よかったな、お母さん・・・」って言うので
「うん、最近、よく、『あんたのお陰や、お陰や~』って言ってくれるんや、、、」って、まさちゃんが言うと、ほらほら・・・とでも言うように
「お母さん、でもな、そう言ってくれるからって、調子にのったらアカンで・・・」
まさちゃん、次男君のこの言葉に、はっとしたような気持ちになった
ほんまやな、、、、調子にのったらアカンわ~
次男の指摘は、誰も言ってくれないことだけど、まさちゃんの心にすっとしみ込んだ
いつの間にか、「お世話してあげている・・・」みたいな慢心の気持ちが、自分にもあったかもしれないな、、、、って、自分を振り返るこpとが出来たよ
たまには、いいとこ言ってくれるね
はじめは他人だったお母さんが、今では、まさちゃんをとっても頼りにしてくれて、病院でも、実の親子かと、よく言われるようになったよ
パパさんと出会ったことも、不思議なご縁だけど、お母さんとの出会いも不思議なご縁だね~
泣いたり、笑ったり、いろんなことあったけど、そうやって、いろんな時を一緒に過ごして来たから、今があるのかもしれない・・・
お母さんと一緒に暮らせてよかった~って、心からそう思う
大好きだったお父さんのところに来るために、大阪の町からやって来たお母さん、よく今まで頑張ってきたよね~
79歳のお誕生日、おめでとう
お父さん、なんで、迎えに来てくれへんのやろう、、、って、よく言ってるけど、もう少し、私たちのそばで、いて頂戴ね、お母さん
今週もお疲れさん、あと一日ガンバだよ
いつも来てくれて、どうもどうもありがとね