ようこそガンバ
お母ちゃんは、天国に行きました
行く前に、少しだけ病に苦しみましたが、満足したような微笑をうかべたいい顔して、やっと自分の家に戻って来ました
そして、お父ちゃんの待っている天国へ旅立って行きました
お母ちゃんが、天国に行く日、ちょうど、お世話になっている病院で、コンサートが開かれたんですよ
まさちゃん、ポスターを見て、ずっと前から楽しみにしていたので、お母ちゃんのもとを少しの時間だけ離れて、ぎりぎりに病院の中のコンサート会場に行ったんです
整形外科のかっこいい先生が、まず、ピアノを弾かれました
なんだったかな、曲は忘れたけど、聞き覚えのある曲で、透き通ったピアノの音色を聞いたら、その音色がぐっとまさちゃんの心に沁みこんでくるようで、思わず、涙が零れ落ちました
「コンサートの間じゅう涙出たらどうしよう、、、、」って、人に気付かれないようにそっと涙をぬぐいました
そして、口腔外科の先生が、これまた素晴らしいバイオリンの演奏です
またまた、心が癒されました
次は、内科の先生が、テノールで、「千の風になって・・・」を歌って下さいました
ずっとお母ちゃんのことを思ってました
この日が、この病院でお世話になる最後の日だとはまだ、この時点では分からなかったけど、何となく、まさちゃんには、分かりました
「お母ちゃんは、いい病院でお世話になったなぁ・・・」って、この時改めて思えました
コンサートのおしまいに、お世話になった看護婦さんが、何人か混じって、看護婦さんたちのコーラスでした
とっても素晴らしい病院の素晴らしいコンサートでした
コンサートが終わって、まさちゃんは、急いでお母ちゃんのいる病室に戻りました
その間にどうにか、なってないかって、ちょっと心配だったから、、、、
しばらくして、付き添いの交代にお姉さんが来てくれて、まさちゃんは家に帰りました
あんまり寝てなかったので、ちょっと休もうかな~って思ったころ、病院から連絡が入ったのです
残念ながら最後には、そばに居てあげられなかったけど、特に後悔はありません
お母ちゃんには、いっぱいこちらにも連れて来てあげて、いろんな所に連れてってあげれたし
入院中も、何度も付き添いに行かせてもらって、自分が出来るだけの親孝行はさせてもらえたんですからね
兄弟と二人のお姉さんとみんなで交代して、一日も欠かさず何か月も誰かが付き添いをしたので、
お医者さんに「こんなご家族は、見たことがない、、、」って言われました
お医者さんも、看護婦さんも、ほんとにみなさん、とっても、よくしてくださいました
多分、お母ちゃんは、幸せにいったんだと思います
だってね、最後が、とってもいい顔してましたから・・・
こんなところに、遺影をアップするの?って思われるかもしれないけど、去年まさちゃんの家で撮った写真なんです
バックに桜の写真を合わせてもらいました
ここで、みなさんに、応援して頂いたり、ほんとによくしてもらったので、あえて、母の幸せな遺影をアップさせてもらいます
たくさんのみなさんから、あたたかいコメント、どうもありがとうございました
母が旅立つにあたって、いろんな段取りで、失敗があったり、ハプニングがあったりで、
まさちゃんは、お葬式が無事終わったあと、お兄ちゃんやお姉さんたちと、その失敗談をネタにして、いっぱいずっこけたり、笑ったりしてました
泣く間もあんまり、なかった感じです
昨日、時間をかけて、のんびり車を運転して、帰って来ました
途中、ちょっと寄ったスーパーで、売り場に母の日のポスターが目に入り、
改めて、お母ちゃんは、もう居なくなったんだな、、、、って、思いました
ちょっとだけ、寂しかったです
家に帰ると、しばらく留守にしていたまさちゃんを見て、お母さんが
「大変やったね~」って声をかけてくれました
まさちゃんには、このお母さんが、大切なただ一人の母になりました
「大事にしてあげなくちゃ、、、」って、ほんとに心から、そう思えました
今、少し充電して、また、ガンバ再開です~
みなさん、ほんとにどうもありがとうありがとう