ようこそガンバ
昨日、いつも山に誘ってくれるお隣のフキちゃんから、メールがあった
「あした、忙しい？」
まさちゃんは、すぐに山のお誘いだなって、ピンと来て「山？」ってメール送り返したら
出発は遅くなるけど、楽に？３０００メートルの乗鞍でもどう？って、またお返事をくれた
楽に？っていうのは、ある程度まで車で登ってから、少しだけ登山して、っていう意味だった・・・
７月、燕岳に登る予定が、お天気悪くて登れなくて、
今年の夏には一度だけお花を見に白山に登って来たけど、もうこの秋には、山に登れないかもしれないな、、、、って思っていた
そこに、フキちゃんからの山のお誘い
まさちゃんは、パパさんにお母さんのディサービスの送迎時のお願いをして、ＯＫもらったら、ルンルンで、すぐに山の準備を始めた
山って、不思議だなぁ・・・
山に登れるって思って、リュックの準備してるだけで、何だかワクワクしてくるんだものね～
少しゆっくりめの朝の出発で、フキちゃんパパさんの運転で乗鞍に向けていざ、出発！
予定では、晴天のはずだったけど、乗鞍に着くと、やっぱり、少し曇ってた
晴れてたら、絶景が見れるらしいけど、、、
乗鞍のバスターミナルに着いて、少し歩き始めたころ、５０メートルほど先に、人が立ち止まっていて
道の上にクマがいた～～
大人のクマじゃなく、子供より、ちょっと大きいくらいのクマさんで、まだ可愛い感じのクマさん・・・
パトロールの男の人が立っていて、
「戻ってくださ～い！！慌てないで、ゆっくり、、、、」って、まさちゃん達を大きな声で誘導してくれたよ
走って戻りたい気持ちだったけど、ゆっくり、こわごわ、戻ろうとした
「せっかく、ここまで来たのに、今日は帰らなくちゃならないのか、、、」って、心の中で残念な気持ちになりながらね
同じ場所に立ってた子ども連れのお母さんが、クマさんもどっちに行こうか迷ってるのを見て
「みんなの山だからね～仕方ないよ・・・」って子ども達に、落ち着いた様子で話してらした
確かに、人間が登って楽しむための山じゃないんだものね・・・
そうこう居ていたら、クマさんが、下の方へ下り出して
パトロールの方が、もう大丈夫だから登ってもいいですよって言ってくれたので、まさちゃん達は、また、登って行った
しばらく登って行ったらね、今度は、わりと近い右側の斜面にまたまた、クマがいた
そこにもパトロールの方が駆けつけて
「刺激しなければ、人に被害を与えることは、まずないですよ、、、」って、言ってくれたけど、
やっぱり、怖かったので、さっさと、その場所から、離れて行ったよ
パトロールの方のお話では、今年は、何故がクマが多く出没してるらしいわ～
クマさんで、大けがをした人のことも、よくニュースで聞くから、やっぱりちょっと怖いよね、、、
トウヤクリンドウの花が、可愛く咲いていた
雲海の向こうに、ちょっとだけ、白山の頂きも見れたよ
クマさんは、ちょっと怖かったけど、山登りはやっぱり楽しい
今日の乗鞍は、バスターミナルまでバスで行き、２７００メートルまで着いてから、あと二時間弱ほどかけて、３０００メートルの頂上まで登って行くお手軽登山
３０００メートルの山になると、結構、気温が低くて、フリースを羽織ったり、でも登って行くと、暑くなってきて、また脱いでみたり、衣服の調節が忙しかったよ
頂上まで５０分って看板には書いてあったけど、その５０分
山の５０分の登り坂は、そんなに楽チンじゃない・・・
でもね、背中に二歳にもならない小さい子供さんをリュックで背負って、登って来る若いご夫婦が何組がいらして、すごいな～って思ったし、見ててとっても微笑ましかった
頂上に着いたら、フキちゃんパパさんが、あったかいうどんを作ってくれて
すごく美味しかったな～
体が中からあったまって有難かったよ
あいにくのお天気で、絶景は見られなったけど、雲海も見れたし、遠くの山々の稜線が日本画を見てるみたいにキレイだった
今日の乗鞍も、みんなのお蔭で行って来れたよ
連れてってくれたお隣のフキちゃんや、フキちゃんパパさんに心から感謝
そして、家の留守番を引き受けて、気持ちよく送り出してくれたパパさんにも、もちろん感謝
帰って来て、クマさんの話をしたらビックリして、「無事に帰って来てよかったね～」って、喜んで迎えてくれたお母さんにも、また感謝だね
きれいな眺めを見せてくれた乗鞍の山、そして、ちゃんと登らせてくれた山のクマさんにも感謝
それから、最後に山に頑張って頂上まで登ってくれた、まさちゃんのこの太い頑丈な足にも感謝デス
さ～ぁ！明日から、またいつものガンバだよ
みんな、また元気出して頑張ろうぜ
いつも来てくれて、ほんとにどうもありがとう
