おはようガンバ
おとついの夜遅くにうとうと寝たと思ったころ、いきなり携帯がなった
娘から？って思って、慌てて暗がりに携帯を見たら、お義母さんがお世話になっている施設から、、、
まさちゃんは、ドキッとした
お義母さんが、夜から高い熱を出しているらしい
「また、明日の朝、お電話します～」って、電話を切られた
急な知らせにまさちゃんは、お義母さんのことがとっても心配になった
この時期、熱が出ると、コロナウィルス感染？余計な心配かもしれないけど、無いことではないからね～
朝になって、なかなか電話かかって来ないから、もう熱下がったんかな、、、って思ってたら
やっぱり、高熱が続いてるみたいだった
病院で家族が待っていることになり、まさちゃんは、早めに病院へ向かった
しばらく病院の入り口付近で待っていたら、お義母さんが、物々しい格好をした介護タクシーの人二人に付き添われて病院に到着した
もしか・・・の時のために、連れて来てくれた人は、ナイロンのエプロンに手袋をはめてマスク姿
よくテレビで見る姿の格好の人にお義母さんが連れて来られて、まさちゃんに緊張感がはしった
熱がある人専用の受付に行って、コロナウィルス感染抗体検査を受けることになり、検査の結果が出るまでの不安な一時間・・・
「明日、娘が赤ちゃん連れて帰って来るけど、もし、お義母さんが陽性だったらどうしよう、、、
」
まさちゃんは、何度も心の中で、お義母さんが大丈夫なようにお祈りした
お義母さんのことも、もちろん心配だったけど、自分には、いろんな役割が待っている～
同じ部屋で結果を待ってる人は、結果を待ちながら、みんなが不安そうな顔をしていた
一時間以上待って、やっと別の部屋に呼ばれて、「陰性でした・・・」って言われたら、やっとホッとした
尿の検査をしたら、随分ばい菌が入ってるらしいとのこと、泌尿器科で診てもらうことになって、診察室に向かった
「お母さん、よかったね～悪い病気じゃなかって～」って、まさちゃんは、お義母さんの顔に両手を当てて、にっこり笑った
おでこに手を当てたら、だいぶ熱も下がっていたみたいで、またホッとした・・・
結局、お義母さんはまた、一週間の入院になり、荷物を取りに行ったり、施設にお薬を取りに行ったらしてたら、もう夕方になってしまったよ
やっと、全部の仕事が終わって、病院の駐車場で空を見上げたら、秋の空になってた
バタバタ、心配やら、ドキドキの一日だったけど、嬉しいことが二つだけあったよ
お義母さんの診察で待っていたら、病院で頑張ってる知り合いの看護師さんに久しぶりに出会って
「体、鍛えてルから、若いね～」なんて言ってくれた
お世辞でも、何でもいい、まさちゃんはちょっと嬉しかった
それから、お義母さんの病室へ行って、入院の手続きの書類を書いていたら、横に立ってた看護師さんが
「きれいな字ですね～」なんて言ってくれて、ちょっと嬉しかった
ふとした言葉だったけど、まさちゃんは、お調子者だから、ほんとはすごく嬉しくなった
お義母さんが、たいしたことなくて、ほんとによかったな、、、
でも、何度か、まさちゃんのことを指さして、「誰だった？」って聞いても
「まさこさん・・・」って、言葉は出て来なかった
ちょっと寂しいけど、仕方ないか～元気で居てくれたらそれでいいよ
さ～ぁ！今日も一日笑顔でガンバ
みんなボチボチ元気出して頑張ろうぜ
いつも来てくれて、ほんとにどうもありがとね
今も最前線でみんなのために闘って下さっている医療従事者の皆さんに、心から感謝致します
