ようこそガンバ
先週、お母さんがお世話になっている施設から電話あり、「お母さん、一昨日ぐらいからお食事召し上がらなくて、、、ちょっといつもと違う感じなのでお知らせしました・・・」と連絡して下さった
今までにも、よく似た状況は何度かあったけど、今回はちょっと違うのかな~ってまさちゃんも自分で感じて
明くる日、様子を見に行って、確かにいつもより辛そうで、毎日一度はお母さんの様子を見に行ってたよ
そして、いよいよ危ないかもと思えた日は、ずっとお母さんのそばに居た
お蔭さまで、コロナ禍が過ぎていたから、施設のお母さん専用の入り口から自由に出入りさせてもらえて会いたい時に会わせて頂けて有り難かった
ほとんど、目をつぶって寝てる時間が多かったけど、寝ていても、誰かが側に居てくれた方がきっと、お母さんも安心すると思ったし、
まさちゃんも、長くお母さんのお世話をして来て、お世話してあげるのもこれが最後かもしれないと思ったから、少しでも側に居てあげたかった
妹もやって来てくれて、夕方になったので、施設を出て家に帰った
そして、家に携帯を側において寝た明くる朝、六時ごろ携帯の音で目が覚めた
あぁ、施設からだな~って思って出たら、施設の方が
「ダメでした、、、」と知らせて下さった
前の日、少しは辛そうにしていたけど、朝方、誰も居ない時間に眠るように天国に旅立たれたらしい・・・
お父さんが亡くなってから、しばらくはお母さんが続きのお家で一人で暮らしてくれて、いよいよ年もとられてからは、ずっと、まさちゃん達と一緒だった
ほんとにいろ~んなことがあって、
まさちゃんも、「たいへんや~」って言いながらも、お母さんのことお世話してきたよ
でも、お母さん、まさちゃんの顔をじ~っと見て
「あんたの笑顔は、えぇ笑顔やなぁ~」なんて言ってくれたり、
お風呂で、お尻や下のお世話をして、綺麗に洗ってあげたりしていると、
「あんたに、こんなことまでさせて、、、」なんて言ってくれたりして
「なに言うてるんやいね~」って言いながら、まさちゃんは、だんだん、お母さんのほんとの娘になっていった
車に乗ってドライブに行くのが大好きだったから、まさちゃんは、しょっちゅうドライブに連れて行ってあげてたよ
梅の花が咲いたとか、桜が咲いたとか、菖蒲の花が咲いたとか、紫陽花がきれいだとか~藤の花が見事に咲いて、チューリップは富山まで見に連れて行ってあげたり、武生の菊人形にも車椅子を押して連れてってあげた
秋になるとコスモスが咲いて、多分、毎年のように一面に咲くコスモス畑を見て
お母さんの心の思い出アルバムには、お花でいっぱいになってると思う
大げさな言い方かもしれないけど、こんなにあちこちお花を見に連れてってもらったおばあちゃんって、そう居ないんじゃないかな~
一生懸命お母さんのことは出来る限りのことをやってあげたかな~って思えたし、お母さんが旅立ってしまっても、あまり涙が出なかった
大好きだったお父さんのところへ行けたんだなって思えて、無事に見送ったような気持ちになったよ
少しばかりのお世話はしたけど、お母さんからもたくさんの愛を頂いた
お通夜やお葬式も、いろいろ少しは大変だったけど皆さんのお陰だと思った
自分達の力だけじゃ,何も出来なくものね~
改めて、繋がって下さったいろんなご縁の方々に感謝することを教えてもらったお母さんの旅立ちだったよ
お母さん、今まで、ほんとにありがとうありがとうね