ダンデライオンこそ おどろいて、
「あの、ぼく、パーティの・・・・・その、パーティに、ぼく・・・・・」
「あなた、 どなたか ぞんじませんが、
きっと じゅうしょを まちがえたんでしょうねぇ。
もういちど おしらべになったら。 では、 しつれい」
ジェニファーさんは そういって、
ドアを バタンと しめたのです。
ダンデライオンは ショックで、 しばらく たちすくんでいました。
「ぼくですよ。 まちがいなくて、 ぼく ダンデライオンですよ!」
と いってみても、 ドアは かたく とじられたままです。
それから、 みちを いったりきたり、いったりきたり、
ダンデライオンは どうしたらいいか かんがえました。
いつもまにか そらが くもってー
つよい かぜが くいてきました。せっかくの はなたばの たんぽぽが
みんな くたくたになりました。
あたらしい ぼうしは ヒューーっと とばされて、
おいかけていく とちゅうで、ステッキも どこかに おとしてしまいました。
そこへ こんどは にわかあめが ザァーーツ!
ダンデライオンは やなぎの きの したへ かけこんで、 あまやどりをしました。
でも えだの あいだから、 はの さきから、
あめの しずくが ぽつぽつ おちてきます。
かっこいい ヘアスタイルも だいなしです。
ダンデライオンは びしょぬれの ジャケットをぬいで、やなぎのえだに
かけました。
すこしすると あめが やんで、くもも きれてー
たいようの ひかりが ふりそそいできました。
ダンデライオンは ジェニファーさんの いえの かいだんに こしかけて、 たてがみが かわくまで まつことにしました。
ふとみると かいだんの したから たんぽぽが みっつ、
かおを のぞかせています。 「ふきとばされなかったんだ」
ダンデライオンは おもいたって、 たんぽぽを つむと、
もういちど ベルを ならしました。
まもなく ジェニファーさんが あらわれて、
「まぁ、ダンデライオンさん、 よく いらっしゃいました。
うれしいわ。 たったいま みんなで おウワサしていたんですよ。
ダンデライオンさんは いったい どうしたのかしらってネ。
さっきの どしゃぶりは だいじょうぶでしたか?」
パーティに きていた みんなが ダンデライオンを かんげいしました。
あたたかい こうちゃを のんで、おいしい クッキーを たべて、
はなしに はなが さきます。しばらくして ジェニファーさんが いいました。
「そういえば きょう、ダンデライオンさんが いらっしゃるまえに、いやに おめかしした おかしな ライオンが、まちがえて うちの ベルを
ならしたんですヨ」
「ワッハッハッハ!」 ダンデライオンは こうちゃを こぼしそうになりました。
「その めかしこんだ だてライオンは、 じつは、この ぼくだったんですよ!」
「あらまぁ!そうでしたの? あわたくしとしたことが・・・・・」
ジェニファーさんは かおを あからめて、 ながい しんじゅのネックレスをさわりながら いいました。
「あんなふうに ドアを バタンと しめて、 なんとおわびしたら いいか・・・・・。
ダンデライオンさん、わたくし、にどと あんなしつれいな まねは しませんから、どうぞ ゆるしてくださいね」
あまりに はずかしくて、 ネックレスに あしが こんがらがってしまいました。
「いやいや、 とんでもない。 ぼくのほうこそ おわびします」
ダンデライオンは こうちゃを ひとくち すすって、わらって いいました。
「にどと だてライオンなんかに なろうと おもいません。
ありのままの ぼくが ほんとうの ぼくだからね」
~ おしまい ~
読み聞かせの終わったあと、ザンビアにボランティア活動を続けている紫游ちゃんの話を少しだけしたんよ
ザンビアの子供達は絵本なんか見たことないだろうって、書いて送ってくれた紫游ちゃんの絵葉書も子供達に見せてね
子供達の目は輝いていたよ
まさちゃんも、子供達から元気いっぱいもらってきたわ
さぁ、あしたも、みんなガンバガンバだよ~
やはり、ありのままの自分が1番。
ってこと。
二年生のみんな分かったかな?
楽しいお話ありがとう。
KAーSANが前くれたコメント覚えてたし、読みやすいように載せたかったんだけどね・・・
長いのに、よく面倒がらずに、読んでくれたね、ありがとう!
まさちゃん、途中で、止まらなくなって、結局、全文載せさせてもらったわ~
絵本ってね、読んでると、心がキレイになるような気がするんよ
読んでくれて、嬉しかったわ、KA-SAN
ところで、KA-SANって、どういうとこから、名付けたのかな、、、?今日はどうもありがとう
お話しに引き込まれたわ!
絵本とてもいいですよね!
私も大好きで今でも絵本売場で立ち止まっちゃう。
私の場合お話も好きだけど絵を見ちゃうんだ~
それもじっくり、色々探すのが大好き!
まさちゃんが紫游さんに送った絵本をザンビアの子達、きらきらした目で見るんでしょうね!
すごいことだな~
嬉しいことだよね、まさちゃん!
自分で読み聞かせして、面白かったし、子供達も喜んでくれたから、最後まで載せちゃったわ~
確かにママが言うように、絵本の絵って素晴らしいね絵本の一ページに置いて置くのが、もったいないようなのもたくさんあるもんね。。。
まさちゃんね、絵本って、読んでると、心が浄化?されてくるような気がするの
今度、読み聞かせしたクラスだ、またとってもいい雰囲気のクラスでね、ちょっと嬉しくなっちゃったよ
読み聞かせした後で「このクラス、とってもいいクラスだね!オバチャン、嬉しかったわ!」って言ったら、子供達も嬉しそうだった
やっぱり、クラスの雰囲気って、すごくあるんだよ~担任の影響もかなりあるしね
あぁやって、クラスに入ってるとすごく分るんだ・・・
このオバチャン、ひとこと多い人だから、「きっと、先生もいいんやろうなぁ、、、」なんておまけの一言まで、言って帰ってきましたよ。先生も恥ずかしそうだったけど、嬉しそうでした。。。
ロビンママ、ながながと読んでくれて、どうもありがとうね、嬉しかったよ
私も児童館でした事あるけど、まさちゃんが読むとほのぼのとしたお話になるんだろうなぁ~。
自分らしく...
飾ってばっかの私だけど、心だけでも飾らないでいたいなぁ~。
まさちゃん、昨日は留守でごめんね。
子供たちの目がキラキラしてるって、興味一杯だからなのね
きっとまさちゃんの読み方にも惹きこまれるんだろうな~
飾らない自分、ありのままの自分、それを分かってくれる
周りの人たち
絵本て心ホンワカになるよね
読み聞かせって言うことは絵はないのかな?
絵があったら紙芝居になっちゃうのか~
この「ダンデライオン」の絵がおしゃれだなって思ったの
カバさんの笑い顔がとっても好きー!
見てるだけで「がはは~」って笑える
こう言う機会に遠い国の子供たちのお話するのも
とってもいい事でしょうね
子供たちの心に何か感じる事があると思います
楽しかった~!ありがとう!
このボランティアやってると、子供達に読んであげることで、自分も普段接しない絵本探しをしたり、子供達のキラキラしたオメメに出会えたり、自分の方が元気もらってるよ
昨日電話したら、娘さんとてもシッカリなさってたからね、るいちゃん?かなと思ったよ~それで、自分のことなんて言おうかとおもい・・・「石川県のまさちゃんですぅ。。。」って言ったわ
今夜はボクササイズだから、またるいちゃんの声聞きたいし、お電話しますね、昨日はホントにありがとう!嬉しかったよ
かばさんの顔、いっちゃんに言われて改めて見てみてら、ホント楽しい顔してるわ~
絵本の絵って、素敵だね
ねぇ、いっちゃん、まさちゃんも子供出来ないとき、そうだったけど、今のいっちゃんには、たくさんたくさんの仲間がいてさ、その仲間がみ~んな、いっちゃんのこと心配してるし、お祈りしてるから、きっときっと良くなるよ信じて!
まさちゃん、宗教家でもなんでもないけどね、いつか本で読んだことあるんだ・・・病気の人がいて、何人かの人たちが、「治りますように・・・」ってお祈りしてた人と、そうでない人とでは、やはりお祈りしてくれてた人の方が治っていたんだってよ
だからね、いっちゃんのこと、みんなが祈ってるし、きっと治るよ、大丈夫!大丈夫!
今日は来てくれて、ありがとうね、いっちゃん