「加圧トレーニングは、ダイエットに効果的ですか」という質問が多く寄せられます。今回はそのメカニズムを説明します。
前回、成長ホルモンの事を話しましたが、成長ホルモンは血流に乗って全身に運ばれます。
そして脂肪細胞に作用すると、中性脂肪を脂肪酸とグリセロールに分解します。
その為、ダイエット効果が期待できます。
加圧トレーニングは通常のトレーニングよりも、軽い負荷で多くの成長ホルモンを分泌する事がわかっています。加圧トレーニング1時間45分後には、血液中の遊離脂肪酸の濃度が運動前の約3倍になっている実験データもあります。
「腕と脚の基部にベルトを巻くので腹部には効き目はあるのですか?」という質問もよくされますが、加圧トレーニング後は、成長ホルモンが全身に運ばれますので、全身の細胞に作用するので、効果はあると考えれています。
また、加圧をする前に、体幹などのトレーニングを行い事前に疲労しておくことでさらに効果を出すこともできます。
その為当院では、加圧トレーニングの前に必ず体幹トレーニングやバランストレーニングを導入しています。