前回、秋田市の広告付き街区表示板について特集した後編。
まとめと前編で見つけた板のおさらいから。(斜体は前編)
1965年以前=黄金井酒造、信用金庫、新政酒造、森永牛乳など
1966年=共栄火災海上、中央ライオンズクラブ、小玉合名、国華酒造(福島)
1967年=秋田ボーリングセンター
1968年=共栄火災海上、ライオンズクラブ(千秋?)、ロータリークラブ
では、続き。
「セキスイ看板」みたいにアルビノ化のみちを辿った「秋田港ロータリークラブ」(1968年)。
こっからは、リアルで見つけたかった品です!
「ト一屋」の特集でフライング小出しにした、ト一屋楢山店前進の「秋田ボーリングセンター」。
これは楢山のがいくらか出てますが、自分は外回りで発見した牛島のを出したいです。
そして、今回の大トリで一番見つけたかった伝説の表示板!
もう発見が難しいと諦めモードだった「国華酒造」(1966年)。
広報などには新字体だが、実際は旧字体。
最速ですでにしっていたものから含めていろいろ見つけたが、これを発見したのは今年の4月!
足掛け8年!これで66年式の街区表示板をコンプリートした。
一番見つけたかったのが最後に見つかるとは。
参考ブログコメントでは「手形で見た」とあったが本当に手形だった。
コメントしてくれた方にも謝辞。
ちなみに國華酒造は福島県福島市の飯坂にあった会社で、あのホテル聚楽を経営していたこともあったらしい。
裁判沙汰の事業問題でなくなったようである。
ちなみに福島市は金水晶というセーラームーンみたいな酒屋しか今はない。
楢山牛島以外はみんな綺麗に守られていて、路傍のレガシーを重んじてる感がした。
電柱変われど新築しても、この心意気は最高。
だから、盗みや汚損や集まりをさけたく隠したくなる気持ち、くんでください。
だが、これで終わりではない。
まだ1965年以前の表示板や「など」がまだどっかに眠っているはず!
実際千秋ライオンズクラブなるものもみつけたわけで。
黄金井や新政などは新屋に蔵があったから、新屋なんだろうが新屋は守備範囲外。
しかも今回はみち外れが多く外回りでやうやう発見なる事例も。
まだまだ冒険は終わらない。
FMEN先生の次回作にご期待ください。
参考研究:広く浅く「街区表示板」