長浜教区の大野台第7仮設、ニッペリア仮設での活動、宮城県・福島県の視察です。
長浜教区では、毎年、教区内の方々に呼びかけ、集められたお米を仙台教区内の被災された寺院、門徒、仮設住宅の方々にお届けいただいております。
その活動を今後どのように進めるかという会議において、現在の「福島県の状況は?」、「被災された方々の要望や意見は?」ということを自分たちで確認した上で、現状、要望等に即した活動を行おうと、今回の視察・活動が計画されました。
初日は、皆さん車で長浜から仙台までお越しになり、東北別院で清谷所長から震災直後から現在までの支援活動、被災地の現状についてお話をお聞きになられました。
二日目の午前は、炊出しの食材を途中購入し、仙台市若林地区、名取市閖上地区を視察しました。
午後からは原町別院でお話をお聞きし、福島事務所を見学し、更に南相馬市小高地区を視察しました。
毎年いらっしゃる方々においては、津波の被害をうけた地域は瓦礫が片付けられただけで、大きな変化はないなという意見があり、また南相馬市の南部では除染土が入った袋があちらこちらに詰まれている現状を目の当たりにされ、驚かれていました。
夕方からは、相馬市の大野台第7仮設に行き、炊出し・交流会を行いました。
今回の炊出しは、焼き鳥を中心としたバーベキューでした。
今回は交流会という目的があったため、準備や片付けに時間がかからないようにとバーベキューとし、仮設の方々とゆっくりお話をされました。
予想以上にたくさんの方々にごさんかいただき、仮設の方々から様々なお話をお聞きになられたようですが、何と言っても皆さんからは久しぶりにみんなで楽しめましたというお声をたくさんいただき、帰り際には握手をしたり、抱き合ったりと、お互いに別れを惜しんでられました。
三日目は、ニッペリア仮設で自治会長さん方とのお茶を飲みながらの交流会を行い、その後、長浜にお帰りになられました。
今度11月頃の活動に向けて、新たな企画や活動の案のヒントとなるご意見もいただけたようですので、また次回の活動を楽しみにしております。