今朝もまた更に水位が下がり、早朝から測量作業が行われていた川っぺりであります。

ツグミやヒヨドリたちは早々にどこかへ退避を完了し、ジョビ男くんやモズっちょはテリトリー内の安全度が高いところに身を潜めています。

およそ3mほどの間近でジッと辺りを伺うジョビ男くんとモズっちょを、私はヒヤヒヤしながら見つめていると…
しばらくしてやはりモズっちょがジョビ男くんに突っかかって行きました。
まあ私の主観であまり当てにはなりませんけれど、今回に限って言えば、モズっちょの意図はジョビ男くんを「喰ってやろう」とか「出ていけ」みたいなものではなく…
昨日突如として現れた重装備の人間達がワラワラとテリトリーに侵入したことで、かなりストレスが溜まり、それがたまたま近くにいたジョビ男くんへと向けられた、単なる八つ当たりだったように見受けられます。
そしてジョビ男くんもヒラリと身をかわした後、またモズっちょから2~3mの距離を置いてジッとしていました。
そしてふと、視界の端っこで何か大きなものが動きます。



今朝またしても水位が大きく下がって出来た川岸沿いの水溜まりに、イーグレット様とアオ様がいらっしゃいました。
こちらは作業員さん達から更に離れているのでジョビ男くん達が感じているようなストレスは無いようでありますが…
只でさえお魚の少ないこの季節に降って湧いたような減水で突然出来た水溜まりには、時折逃げ遅れたお魚が取り残されていたりします。
それを見つけたらしいアオ様の様子を察知したイーグレット様が静かに近づいて行くと、アオ様が威嚇して追っ払っています。
しかしイーグレット様も先程のジョビ男くんと同じく、水溜まりの傍から離れるつもりは無い様子であります。
そしてイーグレット様はアオ様の怒りを買わないように様子を見ながらなんとかお魚にありついていたようです。
「生きたい」という気持ちと。
「死にたくない」という気持ち。
この似て非なる二つの気持ちは、おそらくあらゆる生命が持つ本能だと…私は考えています。
そして私たち人間は普段、私たちの命には直接係わりのないところでいろいろな事をしています。
野生の生き物というものは、命に直接係わる事ばかりが生活の大半を占めています。
今朝はそうした事がとても深く染み入った川っぺりでありました。



(﹡ˆ ˆ﹡)みんなおはよ。












それでは今朝の水溜まりはこれまでに御座います。

よい一日を。


230 拝