昨夜未明…
部屋で明かりを消して眠りの縁でまどろんでいると…
「ーーゴウーーゴウ…」
という、上空からの重そうな風の音が聞こえてきました。
連れて部屋の温度がどんどんと下がっていく様子を感じながら、私はいつの間にか意識を手放していました。
そして今朝。

(﹡ˆ ˆ﹡)ようやく冬らしい底冷えのした、静かな川っぺりの夜明けであります。
昨日は姿が見えなかったアントニオくんも…

(﹡ˆ ˆ﹡)今朝は颯爽とお出ましになってくれました。

しばらくの間アントニオくんとのかくれんぼに興じていると、突然アントニオくんは本気の飛び方で雑木林の奥に飛び込んで行きます。
いったい何が…と思い辺りを見回してみると…!

モズっちょが堰の向こう側からこちらに向かって飛んで来るところでした。
そしてモズっちょは先程まで私とアントニオくんがかくれんぼをしていたナンキンハゼの枝に止まります。
モズっちょは尾羽をぐるぐるさせることもなく、ちょっとした緊張感を纏いつつ辺りを見回しています。
素直に時系列的に沿った解釈をすると…アントニオくんはおよそ100m以上離れた所から飛来するモズっちょを察知して素早く避難したという風に考えられそうですね。
彼らも以前は揉め事もなくテリトリーを共有していた時期も有っただけに、もうあの頃には戻れないんだなぁ…と思う、冬将軍到来の川っぺりであります。



(﹡ˆ ˆ﹡)みんなおはよ。










グンと冷え込んだ割には霜もそれほど降りてはなく、底冷えのする乾燥した川っぺりは今朝も鳥たちの活性が低めであります。

(﹡ˆ ˆ﹡)そんな川っぺりのいつもの散策コースで、今朝は三羽のジョウビタキ男子の皆さんと会うことが出来ました。
今までアントニオくん以外のジョウビタキ二羽のテリトリーが少しだけ重複していた事と、個体を特定出来る特徴が見つけられなかった為に、この二羽をまとめて「ジョビ男くん」と呼称して当ブログに掲載していました。
しかし今朝になってやっと三羽それぞれと別々に会うことが出来て、いろいろと確認がとれました。
これも何かのデステニー(笑)とか思いますので…
人呼んで、ジョウビタキ3(笑)。
略して「J3」のメンバーを紹介してみたいと思います(笑)。
まずはアントニオくんであります。

この個体は唯一個体識別が確定できる特徴を嘴に持つ個体で、今季、私に一番近しいジョウビタキ男子であります。

私がこの時期に朝日を撮影する定位置は、川沿いの南北に伸びる雑木林の一番北の端っこになり、アントニオくんのテリトリーもまた同じなのでます。
次は「ジョビ男」改め…
「ジョビ吉くん」の紹介であります(笑)。

ジョビ吉くんのテリトリーは雑木林の中程になります。
彼はJ3の中で最も人見知りなジョウビタキで、私の視線を感じるとすぐに何らかの遮蔽物を挟む形で…
|ω・`)…
↑と、こんな風に様子を窺っていることが多いジョウビタキ男子であります。

そのくせ私の注意が他に向かっている時に限って、いつの間にか私のすぐそばで…デーンと居直っていたりする、油断も隙もない忍者的なジョウビタキ男子なのです(笑)。
あと、ここ最近何度か朝風呂を見せてくれた個体は、おそらくこちらのジョビ吉くんだと思われます。
そしてラスト、「ジョビ男くん」改め…

「ジョビ蔵くん」であります。

ジョビ蔵くんのテリトリーはジョビ吉くんのテリトリーから更に雑木林を少し北上した位置になりますが、当初はテリトリーの境界線を巡っての争いが激しく、どっちがどっちなのか見分けが全く付けられませんでした。
そしてお互いのテリトリーが落ち着いてからは、何故かこの二羽を同日に確認することが出来ませんでした。
本当に何でなのか分かりませんけれども、ジョビ吉くんのテリトリーの端っこから、ジョビ蔵くんのテリトリーの端っこまでおよそ3~400mの間を毎朝ウロウロと散策しているのに…何故か一羽の「ジョビ男くん」しか見かけられなかった日々が大半だったのであります。
しかしまあこうして今朝、彼らがそれぞれ別の個体であることと、彼らのテリトリーの境界線もだいたい把握出来たので、もう十分なお土産になった今朝の川っぺりはこれまでに御座います。

よい一日を。


230 拝