今日でブログ開設967日だそうです。
この数字に特に意味があるわけではありませんが、
ただ、この967日の間に色んなブロ友さんが出来たなぁって。
(いつも読ませて頂いてる方はみんなブロ友あつかいです。すみません)
花や鳥の名前、ペットの事、山登り、知らない本の世界、お料理、趣味の事、そして
その人の考え方や生き方、日々の暮らし方。ブログを読むのは楽しいです。
そして、昨日ブログ友達の紹介されてた本が気になって読んで見ました。
この方はいつも、私が知らない作家さんの本を紹介してくれるんです。しかも読めばハズレ無の面白さ。
昨日読んだのは、ブレイディみかこ著「両手にトカレフ」
「ブレイディみかこ」を全く知らない私。トカレフは分かる、映画とかに出てくるロシア(ソ連)製の
拳銃だよね。 一つ持ってるから、なんて ・・・嘘ですよ、嘘。
映画ではよく犯罪に使われている。
彼女が貧困について書かれてたので想像はしていましたが、面白くて
(内容は面白いなどとは言えないシリアスな内容)一日で読み終えました。
現在のイギリス在住の中学生の女の子が主人公。そして主人公の女の子が読み始める本、
明治大正時代の女性「カネコフミコの自伝」 とが交互に微妙にシンクロしながら進むと言う展開。
内容は、辛すぎる、見たくない、聞きたくない事柄が多いが、一気に読んでしまえる。
「カネコフミコ」という人が実在の人だと言うことも今回知りました。
子供は親を選べない、子供には一人で生きる力が無い、この悲しみは分かりますが、
私の感じて来た悲しみとは次元の違う悲しさに打ち負かされる。
カネコフミコが自殺を思いとどまったところで、この本は終わってるので
その先の彼女の人生がどんなだったのか分かりません。
が、この本の現在の主人公は少し事態が好転していく予感のなかでお話は終わります。
事態の好転は、生活面、(やっとやっとまともな大人に助けられる)もそうですが、何より自分の作る詩、
ここではラップのリッリクと言ってる。言葉によって人と繋がれる理解される事に喜びを見つけた事が
大きいと思います。
言葉ってすごい。