いよいよ明日で11月が終わり師走になります。
正月飾りの縁起物として鉢植えなどにして飾られる赤い実のヤブコウジは身近な植物です。自生するものは紅葉落葉樹の落ち葉の下に隠れるほどに小さい矮性低木なので林縁などでは見落としてしまうことが多いかもしれません。
葉や果実が「コウジ(柑子)」に似ていて藪に生えるからが名前の由来です。古名ではヤマタチバナとも言います。
ちなみに「コウジ」は柑橘類の一種で一般的なウンシュウミカンよりも糖度が低く酸味が強いようです。(食べたことは有りません)
赤い実を山のミカンに見立てたものという説もありますが今一つ納得できないのが感想です。
<余談> 赤い実の格付け?
万両 ヤブコウジ科マンリョウ(万両)
千両 センリョウ科センリョウ(千両)
百両 ヤブコウジ科カラタチバナ(唐橘)
十両 ヤブコウジ科ヤブコウジ(藪柑子)
一両 アカネ科アリドオシ(蟻通し)
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