MAME君の日記

自転車・バイクで元気になりましょう!!

これがスポーツだ!!「世紀の一戦。第一章」パッキャオVSモズリー

2011-05-11 09:00:00 | ボクシング
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[2&3R]マニー・パッキャオ vs シェーン・モズリー



日本では、ボクシングファンでないと知らないかもしれませんが、欧米では、ボクシング界だけではなく、
スポーツ界最高の選手と言われる「マニー・パックマン・パッキャオ」と、ボクシング史上中量級最高選手と言われる
「シュガー・レイナードの再来」と言われる、三階級制覇チャンピォン「シェーン・モズリー」の試合が、ラスベガス、
ボクシングの殿堂「MGM グランドガーデン」にて行われました。

パッキャオは、13年間で下から上まで11階級の中で6階級のタイトルを制覇した王者ですが、それよりも特筆は、
当時一番強い選手と言われている選手と、自分のタイトルを返上しても対戦して、ほとんど不利だという下馬評を
ことごとく覆して、すべて圧勝してきた点が、世界中の人から評価されています。

僕はこの選手を神様のように尊敬しています。彼は、フィリピンの貧しいスラムで育って、当時の夢が「お母さんと兄弟に腹イッパイの
ご飯を食べさせること」だったそうです。もちろん、私も含めてですが、子供の時の夢など数十分の一もかなえることが出来ない人が
ほとんどの世の中で、彼は子供の時の夢を叶えただけでなく、現在は「ボクシングで戦う国会議員」として、「フィリピンの貧困を救う主」
として、「僕が戦って勝つことで、貧しいフィリピンの人の命が1試合で1万人以上救える。ボクシングは貧困から母国を救うための手段であり、目的ではない」と常々言っています。

ボクシングの選手と言えば、昔腕っ節が強くて、荒くれ者タイプが多いのですが、彼は、対戦する選手を尊敬の念を持って
記者会見をします。そして、試合が終わった後でも、勝つとガッツポーズをするのが普通ですが、試合が終わったら、真っ先に
自分のコーナーに駆け寄り、天に十字を切り神に感謝します。

彼は、貧しかったので全く学校など行っていません。しかし、すべて自分が経験することから学んで行きました。
子供のころ、「お母さんにご飯を一杯食べてもらう」と思ったときに、意識を高めることを学んだそうです。
ボクシングをして強くなっていくときに、努力することの大切さを学んだそうです。ボクシングで、ファイトマネーをもらえるように
なった時、人に感謝することを学んだそうです。アメリカに行き、強豪選手と対戦していく中で、全く喋れなかった、英語やスペイン語
を記者会見の時に喋れるようになり、マネージメントなども覚えて、勉強することの大切さを学んだそうです。

今回の試合は「This is sport .」として、開催されました。予想通り強豪中の強豪のモズリーが、初めて相手のパンチが見えない
恐怖を味わって、手も足も出ませんでしたが、これは序章にすぎません。パッキャオは、プロデビュー以来10数年無敗の
「フロイド・メイ・ウェザー」と対戦をすることをボクシングでの最終章にして、祖国を思うことをパワーにして、向かっていくことでしょう。
日本で、貿易のバイヤーをしているフィリピン人の友達がいますが、僕が「パッキャオ」の話をすると、いつも大喜びをします。
友達も、「僕はパッキャオと同じ民族だということを誇りに思う」とよく言ってます。