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今日から、パリで世界柔道が開幕しますが、その前にアメリカ柔道連盟から、「柔道の母」と
言われている日本人の福田敬子さんが、講道館柔道の10段に昇段されたそうです。
先日の女子サッカーのなでしこジャパンの優勝など、日本の女性が世界中で活躍している
ということは、これからの日本の将来を明るくする材料になるはずです。
柔道の10段とは、本当の名誉階級で、オリンピックで金メダルを取ったような人でも4段から5段くらいの
階級です。男子でも、世界で数十人しかいません。その中には、プロ野球巨人創始者 正力松太郎氏、オランダの
東京オリンピック金メダリスト アントンヘーシンク氏などのように、その国を代表するような歴史に残る人たちが
数多くいます。それと、昇段したのが、ほとんどの方は、死後昇段しています。福田さんは大変高齢ですが現存していながらの昇段です。本当に素晴らしいことですね。
今日の徳島新聞にも掲載されていました。
私は、15年ほど前に仕事で、よくアメリカ西海岸を行っていた時期がありました。
その時に、子供が柔道をしていたので、サンフランシスコに行った時に、興味が
ありましたので、立ち寄ったことがあります。
その当時は、今よりお元気でしたので、高齢ではありましたが道場に立ち、指導を
していたのを思い出されます。そして、その時に「講道館柔道の開祖、嘉納治五郎師範の
現存命している最後のお弟子さんです。」と、弟子のアメリカの方に紹介をいただいた
時に、感動したことが思い出されます。
柔道を世界に普及するために、嘉納治五郎師範の命を受けて、アメリカに渡り、50年以上も
数多くの人たちを指導してきた姿は、本にもなったり、テレビなどでも数多く放送されていますが、
福田先生は、柔道を通して、世界の平和のために貢献したいとの思いが、現在まで、元気に生き抜いて
こられた証だし、生きがいだったのではないでしょうか?
戦後間もない時代で、大変な日本やアジアに対して偏見を持たれていた時に、女性一人で、日本発祥である
文化を戦勝国であるアメリカで広めていくということは、命がけの活動であったことは想像が簡単に
出来ます。
一日でもお元気で、日本文化の継承者を一人でも多く育成できることをお祈りしております。