中国機への緊急発進80回 7~9月
航空自衛隊の戦闘機が中国機に対し、領空侵犯のおそれがあるとして緊急発進(スクランブル)した回数は、今年7~9月で計80回にのぼったことが9日、防衛省統合幕僚監部のまとめで分かった。3カ月ごとの発進回数としては、統計のある平成17年度以降で今年1~3月(146回)、昨年10~12月(91回)に次ぎ過去3番目に多かった。発進対象の中国機は戦闘機が多かったという。
半期(4~9月)ベースでみると中国機への発進は計149回で、昨年9月に日本政府が尖閣諸島(沖縄県石垣市)を国有化した直後にあたる昨年度下半期(10月~3月)の237回よりは減少。ただ、防衛省では中国機の領空接近回数は高水準にあるとみて警戒を強めている。
一方、4~9月のロシア機への発進回数は136回で、前年同期(134回)とほぼ同水準
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