昨年7月に福岡市で起きた金塊窃盗事件をめぐり、愛知県警の警察官が情報を漏らした疑いが持たれている問題で、福岡県警が主犯格の一人とみる野口直樹容疑者(43)=愛知県長久手市=が今年3月ごろ「逮捕は間近だ。教えてくれる人がいる」と周囲に話していたことが2日、分かった
福岡県警は野口容疑者が警察官から情報を入手する一方、被害者側に計1億6千万円の示談金支払いを持ちかけて実現させ、逮捕を免れようとしていた可能性もあるとみている
福岡県警は今年に入り、一部の容疑者の携帯電話を通信傍受し、愛知県警の警察官と容疑者側が連絡を取っているのを把握。3月には金塊の換金に関与したとみられる容疑者の関係先を家宅捜索しており、その前に情報が漏れた疑いがあるとみて愛知県警に報告した