韓国産の安価な潤滑油を「米国産の最高級品」と偽って軍に納品し、差額の約15億ウォン(約1億5千万円)をだまし取っていた韓国の化学製品会社代表らが逮捕された。当該の潤滑油を使用していた韓国空軍の航空機は墜落などの大惨事を引き起こしかねない状態だったとして韓国内では大騒ぎとなったが、これは一民間業者の不正では済まなかった
逮捕された会社代表はかつて軍人だったのだ、元軍人が軍を騙すという、信じがたい犯罪の背景は
業者はまず、韓国で農作業用トラクターや二輪車に使われる低品質の安価な潤滑油をまとめて米国に輸出、相手先は米国内の架空会社(ペーパーカンパニー)で、この段階で製品に貼り付けるブランドラベルなどを、あらかじめ偽造した米国の一流品のラベルにはり替え、米国製の高級品として韓国へ輸出していた
納品に必要な試験成績書など書類一式も巧妙に偽造し、韓国防衛事業庁に提出していたという